まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ランチの和室

maru992007-12-13

さあ、いよいよ生まれて初めての人間ドック当日! 夕べ9時からの飲食禁止で、お風呂のあとに水分補給ができなかったし、寝室の加湿器の向きが悪かったのか、起きた時点でもう、のどが渇いているというよりはヒリヒリしている。その状態で最後の喀たん検査のために無理やり強い咳をしたから、ヒリヒリ度がさらに強まって痛〜い!


すでにお腹がグーグー鳴り始めている。大丈夫か? 10時の予約に遅れないよう、あいにくの雨の中、駅に向かう。幸い降りた駅から病院までは徒歩で2分。ほとんど濡れないうちに到着すると、待合室には検査着の人がいっぱい。どうやら団体の検診も入っているらしく、もともと小さな病院なのに待合室はほぼ満杯。


まず受付で、問診票と3種類の事前検査 (検便・検尿・喀たん検査) の結果を渡し、検査着に着替えて待つこと数分。たくさん待っている人がいるのに意外に早いと思ったら、何種類もある検査をそれぞれに時間差で、たくさんの検査室が常にフル稼働で効率よく回っているのだった。ひとつ検査が終わっては待合室に戻り、次の呼び出しを待つ。その間、自然に目は待合室のテレビへ。ところが午前中のバラエティ番組では次々に美味しいものが〜。空腹時にこれはツライ〜。


最初は超音波検査で、いきなりヌメヌメのテラテラ。胸とお腹を念入りに。続いて婦人科。これまでに受診した婦人科の検診は、椅子の構造上、屈辱的とも言える体位を強いられるものだったけれど、まずコロンと丸いフォルムでラベンダー色と外形からやさしい印象で、ごく普通の椅子のように足をそろえて座ると、ウィ〜ンと音を立てて椅子が動いて自然に検査の体位になる。結果的には同じ体位になるものの、椅子の構造が違うだけ格段に気持ちが楽なのに驚く。それだけではない。いつもなら内視鏡を挿入される時、どうしてもお腹に力が入ってしまい、何度も 「力を抜いて」 と言われてもうまくいかなくて、しまいには怒られたりするのが常だったのに、ここでは内視鏡に映る画像をモニターさせてくれるので、下腹部だけに意識が集中しないから自然に力が抜ける。女医さんだったこともあり、婦人科特有のいや〜な感じがちっともなかった。1センチ未満の筋腫が1つと、筋腫になりそうな隆起が1つ。前にできた筋腫は子宮の壁を破るおそれがある筋層内筋腫だったけど、今回は位置的にも大きさも問題ないから、定期的に検診を受けることを条件に様子見。


検査の間はメモをとることができなかったから、この後の検査はもう記憶がおぼろげで順不同。身長計に乗るだけで自動的に体重と体脂肪も計測が終わっていたのでビックリ。自宅の体脂肪計の数値より低かった♪ 小さな台に足を乗せるだけで骨密度が計測されるのもビックリ。すっごく簡単で、あっという間なんだもの。ほぼ平均値で合格点。視力と聴力は簡単な検査で、眼底検査のために目を見開いて眼底の写真を撮影。胸のレントゲンも、今は検査着を着たままでいいのねぇ。いろいろ進化してるわ〜。


胃のレントゲンはちょっと大変だった。発泡剤は柑橘系、バリウムはイチゴ風味で、どちらもとても飲みやすくなっていたし、バリウムが動く様子がモニター画像ではっきり分かるのも面白かった。でもバリウムを胃の隅から隅まで移動させるために、台の上であっちを向いたりこっちを向いたり、グルグル回転させられたり、決して敏捷な方じゃないからドタバタと見苦しいのが自分で分かるだけになんとも。最後には、うつぶせで左右の安全棒を握りしめた状態で、お尻を突き出すように上げ、そのまま台が動いて頭が下がり、みるみる血がのぼる。「がんばれがんばれ〜」 と検査技師の若いおにいさんが子供相手みたいに励ましてくれるのもおかしかったけれど、なにより自分のポーズを客観的にイメージしたらすごいものがあって、思わず笑い出しそうだった。


心電図をとった後、両手両足に装着したパッドがボワ〜ンとふくらむ。動脈硬化の検査だそうな。手首と足首が一度に圧迫されるのがマッサージみたいで気持ちよかった。次は肺機能の検査。ホースのようなものを口に含んで息を吸ったり吐いたリ。遠い昔に学校の体力検査でやったことがあるような…。


血圧を測った後は採血。子宮筋腫の時に貧血がひどくて造血治療をしないと手術できなかったことと、献血しようとしても事前検査で不合格になってしまうことを話すと、献血できないのは成分比の関係で比重が低いからで、それは貧血とは関係なくて、献血できなくても貧血とは限らないんだって。貧血は食生活や生活習慣によって改善できる一方、比重が低い方はいわば体質のようなもので治らないし、低すぎて何か症状があるような場合でなければそのままでいるしかないそうな。てことは、私は一生、献血できないのね〜。


内科診療に続いて、最後はマンモグラフィー。こればっかりは検査機器がそれほど変わっていなくて、圧迫されるのがメッチャ痛いのも以前と同じ。放射線を使うだけに、この方法以外ないのかしらねぇ。


検査は多分これで全部だと思う。盛りだくさん。検査結果は年明けに郵送されてくるそうな。すべて終了したのは12時半すぎ。もうお腹が空いたという感覚すらない。人間ドックとランチがセットで、近くのビルでのバイキングと、別の店でのしゃぶしゃぶその他ランチメニューが3種類。4つの選択肢の中から選んだのは二段弁当。カニ料理がメインの店なのに、カニはほとんど入っていなかったけど、空ききったお腹で美味しく完食。抹茶アイスと珈琲もついて満足満足。


その後いつものスタバに寄って、夕べ終わった英訳の見直し。帰宅してからは、買い換えたコンポでMDからHDDへの録音に初挑戦。MDからは1曲ごとじゃなくディスク全体の録音しかできないので、アルパのレッスンMDがフルになるのを待っていた。全曲をHDDに録音した後、まずは模範演奏にタイトルをつけ、その間の解説部分はトラックを結合してゆく。文字入力がめんどくさいけど作業自体はおもしろい。さて、すべてMDで保存してある過去のレッスンをもれなくHDD化する野望は果たせるのか?


バリウムを体外に排出するためにのんで下さい、と渡された下剤を服用したら、普段から便秘に縁のない私には効きすぎてしまったらしく、お腹が大変なことに〜。この状態で寝られるのか〜???