５時すぎにベッドに入って昼近くに起きるというダラけた生活を改善できないまま連休最終日。ひと息ついて、おもむろに仕事のファイルを開く。和訳を修正した箇所の見直し。う〜ん、どうにもヤル気ってもんがわいてきてくれないんだが、明日が納期だからもう逃げようがない。集中力とヤル気ってセットなんだよね。仕事に対して積極的になれない間は集中なんてできない。翻訳という作業はよほど性に合っているのか、ヤル気がなくてもなんとか続けているうちに、気がつくとテンションが上がって入り込んでいけたりするのだけれど、見直しとなるとテンションは上がりにくい。だもんだから予定より大幅に時間がかかってしまい、すっかり暗くなった頃にようやく終了。ふぅぅぅ。
東京ＦＭのユーミン→山下達郎に始まるラインアップに、今日は日曜日かぁ、と漠然と考え、ちびまるこ→サザエさんで再確認。えっとえっと、火曜日の手織りは来週だよね。まだ１週間ちょっとあるんだよね。… 本当？ 不安になって調べてみると、ああ、やっぱり勘違い。明後日じゃん！ このところ北欧ニットの編み物にはまりすぎていて、手織りの方はほったらかしになっていた。まだタータンチェックを織り始めてまもない段階なのに。ひぇぇぇぇ〜っ。連休明けの明日には５０〜６０ページもある書類が届くはずだから、今日中になんとかしておかないと。
１色の横糸でひたすら織り続けるだけならそれほど時間はかからないのだけれど、あいにくタータンチェックは縦糸も横糸も７色使いで、１段２段と細かく糸を替える必要があるのでなかなか進まない。そうと分かっていながら、つい北欧ニットの楽しさに惹かれて離れられなくなっていたのよねぇ。「メントレ」 や 「堂本兄弟」 を見ながら織り続け、その後はＣＳで放送された念願の 「ゆれる」 を見ながら織る。期待が大きすぎるとハズレた時のショックも大きいけれど、この映画は期待通りだった。「ＢＡＢＥＬ」 のような派手さはないけど、じんわりと心にしみこんでくる佳作。オダギリジョーってもともと好きな方だったけど、ますます好感度アップ。「時効警察」 やＣＭでのコメディ路線もさることながら、マジな演技ではとても印象に残る表情を見せてくれる。面白かったぁ。
映画が終わってもまだまだ手織りが終わらないので、もうずいぶん前に録画しておいた 「ドッペルゲンガー」 を見る。主演は役所広司。柄本明、永作博美、ユースケサンタマリアの脇もいい。なにかと 「ＢＡＢＥＬ」 と比較するのもなんだけど、「ＢＡＢＥＬ」 の役所広司は自らも傷ついて娘との関係に苦慮する父親という渋い役柄で、それはおそらくこの人の一般的なイメージに近いものだと思うのだけれど、「ドッペルゲンガー」 では本人とドッペルの２通りの人格を演じていて、暴力的で非道徳で残酷でもあるドッペルを演じている間の役所広司はこれまでで一番魅力的だった。
２本目の映画が終わってもまだ終わらない手織り。他にも録画してある映画はあるものの、３本目を見る気力はなかったので、もう１年以上前に録画したきりだった 「古畑任三郎」 なんか見てしまう。イチローがゲストで出たやつ。なんかもう、三谷さんも含めて作ってる側の人たちが楽しくて仕方なかったんだろうな、という感じが伝わってくるのがおかしい。イチローにはビックリ。器用な人なのねぇ。
見ながらせっせと手を動かしているうち、７色のうち１色だけなくなってしまった。ウソ〜！ 先生、足りるはずって言ってたのにぃ。明日まで待って買いに行く余裕はないので家にある余り糸で代用せざるを得ない。でも同じグレーなんてないよぉ。仕方なく一番近い茶色をチョイス。グレーがスモーキーなのに茶色はハッキリした色だから心配だったものの、カラフルなチェック柄が幸いして、違いが目立たない。よしよし。
さ〜て、終わった！ 今回の端糸の始末は 「より房」 というやり方。毛糸を２本ずつまとめて同じ方向にグルグルとよった後、ねじれた状態の２本ずつ２本の計４本を合わせて反対方向にグルグルとより、手を離すとあら不思議、適度によれた状態で房のできあがり。７色使いだから房もいろんな色が重なり合っておもしろ〜い。三つ編みより簡単だし華やかでいいなぁ。気に入っちゃった。糸を替えるたびに表面から飛び出している端っこはチョキチョキ切って、すべての糸始末が終わった時にはテーブルの上に端糸の山。ためておけばヌイグルミやクッションの中身に使えそうだけど、そんなマメさはないのでポイッ。ようやく完成！
… もう８時すぎてるし。お腹も空いたけど、とりあえずお風呂だ。お風呂上りには連休明けの事務所でも仕事が始まって、届くはずの書類がすぐに届けば予定も立つはず、とこちらの計画通りにいくはずもなく、９時９時半、１０時をすぎても連絡がない。ええい、ちょっと寝ちゃうぞ。どうか４時間ぐらいの間は書類が届きませんように〜。
