ゆっくり起きて、珈琲でひと息ついてから、夕べひととおり織り終わった「ダイヤ織り」の仕上げ。まず上下の端を3本ずつ房に結んでいく。このちまちました作業もいいかげん慣れてきて、最初の頃に較べるとかなりスピードアップしているし、結んでいる間に捨て糸の上の地織りの部分がゆるんでくるようなこともほぼなくなった。一応は進化しているらしい。頻繁に横糸を変えたから、左右の端にもあちこちツンツンと糸端が出ている。それを1本ずつ目立たないように織り地にまぎれこませて完成。ふぅ〜。いつもより細い糸だったにしても、テーブルセンターほどの大きさを織るのにこれだけ時間がかかったことを考えると、着物が作れるような着尺を織るのってどれだけ大変なんだろうか。高価にならざるを得ないのがよく分かる。
とりあえず織り上がったものの、せっかく縦糸に色の変化をつけたのに織り地にそれがまったくでなかったので、同じダイヤ織りで2枚目に挑戦することにしたものの、手持ちの糸の中から相性のいい3色を選ぶのに大苦戦。毛糸ならいくらでもあるのだけれど、綿の糸はもともと在庫が少ない上に色のバリエーションに乏しい。結局、前に桃山織りでバッグを作った時と同じ緑・黄緑・黄色の3色以外にふさわしい糸がなかった。まぁ、ダイヤ織りの本来の柄の出方を確認するために織るだけだからいいか。
てことで縦糸を張る整経作業。それなりに集中して進めたはずだったのだけれど、ちょっと手順が面倒な奇数整経だったこともあり、なかなかうまくいかなくて何度もやり直すハメになってしまった。まだまだマスターできていないのかなぁ。
何時間もかかってようやく整経が終わり、織り始める。縦糸も3色のうち2色ずつセットになっているところへ3色の横糸を任意に組み合わせていくので、横糸の色の選び方でまったく違うものになってしまう。ダイヤの模様の出し方も何通りかあるので、ますます迷ってどうしたものやら。少し織ってはほどき、また織ってはほどきを繰り返し、なかなか進まない〜。
… とそんなこんなで手織三昧の1日。仕事の波が戻ってきてくれないものだから〜。