まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

V= Van Rouge

maru992007-02-07

5時すぎ就寝9時すぎ起床。ああ早寝早起きはどこへ。朝食とメールチェックその他のルーティンワークを終えると、のんびりするまもなく家を出る時間。パン教室に向かう。


ABCのV=Van Rouge で赤ワインのパン。粉にはライ麦が入り、仕込み水がアルコールを飛ばした赤ワインに変わる。ライ麦でブツブツした生地を8割ぐらいまでこねたところでブルーベリーと細かくしたアーモンドを加え、生地全体に混ぜ込んで6等分。あとは丸め直して焼くだけ。混ぜ物をすると発酵時間が長くなるので休める時間がたっぷり。隣のテーブルでは、すでに顔なじみの方たちがマスターコースでクロワッサンに挑戦中。かつては同じレシピでご一緒したこともあった方たちなのに、私が月2回ペースでのんびり通っているうちに、どんどん先へ進んでしまった。いずれはマスターコースも、とは思うけど、どんどん先へ進むよりは、できれば月2回の間に復習をかねて家でも作るというのが理想。そう思いながらVまできちゃって、家で実際に作ったのは1回だけというのがなんとも。


さて焼き上がり。見かけはただの丸いパン。包丁でスッパリ切ってみると中は赤ワイン色! アルコールを飛ばしているから香りはほとんどしないものの、ブルーベリーとよく合う。今日はおみやげがついた。グランマニエのミニボトルとコラーゲンたっぷりのお粥。チェリーなんとかという初めて見るリキュールを牛乳で割ったカクテルも試飲させてもらった。リキュールはケーキ用にいろいろ置いてあるけど、飲み物として使ったことはなかったなぁ。寒い夜なんかホットミルクで作るといいかも。


終了後はいつもどおりフードコーナーで珈琲を買って焼きたてパンの試食。味はそれほど個性的なわけではない。チーズと一緒に食べるといいんじゃないかな。4時くらいまで1時間ちょっと時間をつぶし、MOVIXへ。「それでもボクはやってない」 を観る。


不思議な映画だった。面白いとか感動的とかいうのではないし、悲しいとか切ないとかいうのも違う。ひとつの形容詞で表現するのはとても難しい。観ているうちにだんだん胸が苦しくなってきて、何度か目頭が熱くなった。でも涙が出るところまではいかない。グッと胸に突き上げてくるものが登場人物への感情移入のせいなのか、不当な裁判への憤りなのか、自分でもよく分からなかった。観終わった後、パンフレットの解説を読んでいる間にも何度か目頭にきそうになって、帰り道でもずっとこの映画のことを考えていたので、この映画のきっかけとなった 「お父さんはやってない」 という本を買ってきた。もともと法律事務所に勤めていたし、今でも法律事務所からの依頼が大半なので、裁判書類は何度となく手がけている。もっとも渉外だから商事ばかり。まだ今の段階では考えがまとまらないから長くは書かないけれど、無罪判決は検察を否定すること、という認識が改まらない限り冤罪はなくならないような気がした。


夕食までアリオで済ませてしまい、8時間近くもアリオにいた計算になる。ヨーカ堂しかなかった頃には考えられないな。スタバにも寄らずにまっすぐ帰ったのに、家ではまたタティングレースにはまってしまった。どうしてもうまくいかないところがあって、教本だけでは無理か、とあきらめかけていたのだけれど、もう一度じっくり読み直し、何度もやり直しをしているうちに、ハッと勘違いに気づいた。な〜んだ、こんな簡単なことだったのかぁ! 目からウロコ。これでもう手さえ慣れてくれば自由自在に作れそう。でも残念ながら毎年恒例の書類が届いてしまったので、明日からはしばしお預け。くすん。