今日の歌舞伎座は夜の部だから、と朝はゆっくりめに起きて、前日に見た昼の部の感想を 「ミーハー芝居帖」 にアップ。先月はとうとう書けなかった。歌舞伎に限らず他の演劇でも千秋楽に観るのが好きなので、千秋楽またはその直前にチケットをとるものだから、隔月の書評の締め切りと重なった月にはどうしても芝居帖の方が後回しになってしまい、そのうちに余韻が薄れてしまって書けなくなってしまうのよねぇ。今も先月の歌舞伎座と文楽の筋書が机の上にのっているのだけれど。
昨日の反省から余裕を持って家を出て、昨日と同じ最前列だけど昨日よりは若干左よりの席で、誰かいないかなぁ? と見回しているところへ現れたのは升さん♪ お着物姿でしっとりと。かたや私は、せっかく時間の余裕のある夜の部なのに気力が足りなくてまた作務衣。幕間もご一緒できて楽しかったぁ。
今月の夜の部については先に観た先輩からかなり厳しい意見が出ていて、「決して特別に辛口なわけじゃないから」 とのことだったから、果たしてどうなのか、という興味もあった。「え〜、そんなことなかったですよぉ。おもしろかった!」 と言えればいいなぁ、という期待も捨てていなかったのだけれど、残念ながらその期待はかなわなかった。全体的にダメなわけではないだけに辛い。詳細は 「ミーハー芝居帖」 に譲るとして、なんとも不完全燃焼のまま終演。
でもその後にお楽しみが待っている。升さんと連れ立って歌舞伎座すぐ近くの升屋という居酒屋へ。にぎやかなテーブル席から離れてカウンターに2人きり。乾杯のビールの後、升さんは一の蔵を升で。升さんが升屋で升酒。升×3で三升 … な〜んちゃって。私はいつになく軟弱に、鍛高譚うめサワーなんてのを注文。別にセーブしたとか調子が悪いとかそういうわけではなくて、ただなんとなくそういう気分だったから。歌舞伎の話やら漫画の話やらで11時半近くまでオシャベリしちゃった。おかげで完全燃焼できました〜。
さ〜て明日も歌舞伎。今度は国立劇場♪