まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

キャラメルムース

maru992006-10-15

のんびり朝寝したあとの遅めのブランチに、雑誌に載っていたキャベツとベーコンの蒸し煮を試してみた。ザクザク手でちぎったキャベツとベーコンをほんの少し水を入れたフライパンで蒸し煮したあと粗塩をパラパラふるだけでできちゃう簡単メニューなんだけど、キャベツの自然な甘さがよく引き立って、とっても美味しかった。油をまったく使わないから炒めるよりヘルシーだし。


手帳の整理やらなんやらを済ませ、夕方には約束どおり着物のお店へ。タイシルクのスカーフを受け取りに行ったのだけれど、なんのことはないイベント最終日で店内は大忙し。業績優秀だった感謝の気持ち、というのは表向きで、イベントに足を運ばせるための販促品だったかぁ。イベントの初日に見つけてぜひ私に見せたくてとっておいた、と担当さんが持ってきたのは、歌舞伎の定式幕そのままの配色の帯地。思わず笑ってしまった。いや、おもしろいけどさ、ここまでそのまんまだとさすがに引いちゃうよ。とても歌舞伎座なんかにしていけない。「あ、やっぱり?」 と担当さん。彼女もそう思いながら、ウケねらいで私に見せたかったらしい。はい、十分にウケました。でもこれだけでは終わらなかった。次に彼女が持ってきたのがいわば本命で、小地谷縮みの訪問着。ぜひ着てみてくれと言われて断れず、着せ替え人形をしてもらう。他のスタッフも集まってきて大絶賛。いや、確かにいい品物なのは分かりますけどね、今日はスカーフを受け取りにきただけですからっ! 着せてもらうと必ずこういう流れになって断るのに苦労するのは重々承知してるんだけど、反物としてはピンとこなくても着てみると意外によかったり逆だったり、いろんなコーディネートを試してもらえたりするからついOKしちゃうんだよね。幸い今回の小地谷縮みは思わず清水から飛び降りちゃうような逸品ではなかったので、着せ替え人形オンリーで今生のお別れ。


夕べ焼いたシフォンケーキを担当さんに渡し、代わりに、というわけじゃないんだけど担当さんと一緒に、レストラン階のカフェで手の込んだキャラメルムースケーキをごちそうになる。私のケーキは電車で持ち運ぶのが前提だから、どうしてもプレーンなものになってしまうのよねぇ。でもだからこそ簡単で気軽に作れるんだけど。


すっかり長居してしまい、あれこれ買い物をしてからスタバで和訳の見直しを済ませ、帰宅したのは9時半すぎ。角を曲がればもうマンションというところで、目の前に消防車。ひょっとしてウチのマンション?! 救急車とパトカーも停まっていて、向かいの学習塾の前で女性がタオルをかけられ、介抱を受けている。ボヤでけが人が出たのかなぁ、と思いながらマンションに向かうと、「白い服の男に気をつけて!」 と学習塾の先生。つい数分前に上下白い服の男がいきなり女性に刃物で切りつけて逃げ去り、まだ見つかっていないという。通り魔?! 途端に心臓がバクバクし始めた。部屋に入ったらすぐに鍵をしめるように言われたのだけれど、とっさに駐車場に逃げ込んで外階段からマンション内に入り込んでるおそれはないのか? 頭が真っ白の状態でマンションのエントランスから騒然とした現場の様子をうかがっているところへ、3階の奥さんがゴミを捨てに出てきた。状況を説明し、しばし立ち話。ゴミ捨て場は外だし途中の駐輪場は誰でも出入りできるので危険がないとは言い切れず、ゴミ捨てを断念した彼女と一緒にエレベータに乗ったものの、外階段や通路に潜んでいないとも限らないと思うと、6階でひとりで降りる時にはさすがに怖かった。果たしてその後つかまったのかどうか、今のところニュースで報道された様子もなく未確認。今まで近くで空き巣や放火はあったけど、傷害事件は初めて。衝動的な反抗だとしたら、数分違いで私が被害にあっていたかもしれないと思うとぞっとする。お風呂に入ってもぞわぞわざわざわ、なかなか気持ちが落ちつかない。そしてまた眠れない夜…。(そういえば、なぜ消防車が???)