まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

路傍の秋

maru992006-09-29

このところ春眠ならぬ 「秋眠暁を覚えず」 という感じで寝ても寝ても寝足りなくて、夕べ4時近くまで寝つけなかったとはいえ、9時半すぎのピンポンで目が覚めて生協だと分かっていてもどうしても起きられず、2度3度と鳴ったのに結局そのまま寝続けてしまった。そしたら後で電話がかかってきて、オートロックで入れなかったので宅配ボックスに入れたという連絡。いつもなら誰かしら開けてくれて留守でも玄関前まで運んでくれているのになぁ。仕方なく1階まで取りに行く。今日はたまたま軽い荷物だったからいいけど、お米が届いていたりすると大変だから、これからはもう居留守を使うのはやめようっと。


夕べ遅くに帰ってきたアルパをそのままリビングに置いておいたら、うっかり足をぶつけてしまい、イタタタタッ! しっかりアザができてちょっとだけど腫れてしまった。もちろん私の方からぶつかっていったんだけど、まるで人さまに預けた上にカバーをしたまま一晩放置してしまったことをオードリーが怒っているみたい。ごめんよぉ。久々に練習したのだけれど、スカルプチャーをお休みしている右手の人差し指の爪があまりにペラペラなので、また傷めないうちにと短く切ったら切りすぎてしまったらしく、弾くとちょっと痛い〜。発表会が無事に終わったので、練習したのは 「少年時代」。来年の発表会に弾こうと早々に決めてしまったので、1年がかりのプロジェクト!


またしてもミーハー芝居帖が書けないまま、美輪さんの音楽会がパルコ劇場で6時半開演なので渋谷に向かう。別に美輪さんと一対一で会うわけでもないのにどういうわけかジーパンで行くのは恐れ多いような(?)気がしてしまい、作務衣なんかもとんでもなくて、とりあえずきちんとした格好でいかなくちゃ、という意識が働くのよね。きちんとした格好といえば間違いないのが着物。でも銀座ならともかく渋谷ってなぜかイマイチ着物で行きたい感が高まらない。なので手軽な5分で着られるジパング着物にしてしまった。らくちんらくちん。それでもやっぱり渋谷で着物って浮いてるわ〜。というか年をとればとるほど渋谷の駅前周辺地帯が苦手になってくる。


美輪さんの足跡をたどる第一部では、元祖ビジュアルスターと言われた時代を彷彿とさせるパンツルックでご登場。真っ白なシャツに黒いパンツというと地味そうだけど、たっぷりのスパンコールでゴージャス。「長崎育ち」 に始まり2曲目の 「従軍慰安婦の歌」 で早くもウルウルしそうになっちゃった。それでも今回は、気持ちより先に細胞が反応して勝手に涙が出ちゃうようなことはなかったな。もう何度目かのコンサートだからかしらん。第二部の大正ロマン風の装置から第二部はがらりと変わり、舞台を花でうめつくし、背景も天まで続く花の道。開幕と同時に歓声がわく。その華麗なステージで数々のシャンソンを歌い、ラストはいつもどおり 「愛の賛歌」 で、オーラのような金の光と降り注ぐ金の花吹雪の中にたたずむ美輪さんは観音さまのよう…。アンコールもすばらしく、最後はまさに会場総立ち。いつもながらすごかったぁ! 決して大きくない身体から驚くような声が出る。1曲1曲がドラマを観るようなのよねぇ。新しいCD 「白呪」 もついつい買ってしまった。


そして結局、ミーハー芝居帖を書けないままに今日も終わってしまったのでした。