まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

夏もそろそろ…

maru992006-08-27

国立劇場で稚魚の会・歌舞伎会合同公演。日頃は脇役として活躍している人たちがそれぞれに大きな役を勤める勉強会で、みんな一生懸命だから観ていて気持ちがよく、毎年楽しみにしている。第一部の始まりが歌舞伎座より1時間遅い正午なので、ちょっとゆっくり。


満員の客席。期待通りの熱演。昨日で歌舞伎座が千秋楽だったので、歌舞伎座に出演していた面々も同輩の応援にかけつけている。篠井英介さんの姿もあった。そういえばイッセーさんと小松さんの二人芝居には松尾貴史さんが来ていたな。書き忘れちゃったけど。


第一部最終の親子の情愛を描いた芝居にはしっかり泣かされ、大満足のうちに一度劇場を出る。夕飯を調達して、国立劇場に戻ろうとしたら、真っ白なジャケットで目の前を歩いていくのは … 左團次さん!! 幸い近くに人もいなかったので、勇気を出して声をかけたら、「な〜にやってるんだよ」 といつものお言葉。もちろん稚魚の会を観に来たんですよぉ。毎年来てるんです。「へぇ〜」 とこれもいつもの調子で、そのあと 「毎年だぁ?!」 と言うなり大きな目がさらに大きくなっちゃった。大河ドラマに映画にとスケジュールが一杯なのをしっかり把握しているので、ますますお忙しくなりそうですね、と言ってみたら、「いやぁ、ヒマでヒマで」 って。もう〜、アマノジャク! そのまま小劇場の入口までご一緒すると、大劇場だとばかり思っていらしたようでちょっとビックリした顔。劇場に入るなり、歌女之丞さんがパンフレットを手にかけ寄る。師匠がしっかり観ている前で 『三社祭』 を踊る左字郎さん。


幕間にロビーにいたら、今度は左團次さんの方から、「な〜にやってるんだよ」 と、文字にすると同じだけどニュアンスがまったく違うひとこと。友人を探していると答えると、「来てねぇよ」 って。いるんですよぉ。さっき見かけたんだもの。「じゃあ向こうがいやがってんだよ」 えええ〜っ! ひどぉ〜い!! 言われ放題だけど、それがまたシアワセだったり♪


他にも右近 (澤瀉屋の方) や松也クン、七之助などの姿もあって、幕間はあちこちで大賑わい。


第二部も熱い舞台で、すっかり堪能したものの、歌舞伎座に続いて2日連チャンの通しはさすがにキツイ。いくら好きでも、やっぱりね。気持ちが喜んでいるので身体がかろうじてついてきている、という感じ。少し休ませてあげないと〜。