まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

後ろ姿

maru992006-03-21

昨日は前の晩から朝7時くらいまで仕事をして、そのままずっと起きていようかとも思ったけどコンタクトレンズが限界だったので9時近くにベッドに入り、4時間ぐらい寝た。いかにもフリーランスっぽいけど、こういう不規則な生活してると日付の感覚がますますあいまいになる。


食事だのメールチェックだのを済ませ、早めに着付を開始。今日は国立劇場の職員食堂というユニークな場所で、国立劇場歌舞伎俳優研修修了生からなる 「稚魚の会」 を応援する 「友の会」 の茶話会。例年は年末近くにクリスマスパーティーとして行われていたのだけれど、役者のみなさんがそれぞれにあちこちの劇場に出演しながら会の準備をする関係で都合がつかず、新年会も見送りで、この時期に茶話会ということになった。歌舞伎の集まりということで、またまた隈取の着物で出かける。この着物に今まで合わせていた羽織を着ると、なんだかぼってりと重たい感じがして、薄地の羽織に変更。もうマフラーもいらない。こんなところにも春を感じる。


気に入って何度も着ている着物なので着付けもスムーズ。早めに家を出て、留守の間に着物のお店からピンクのかわいいお酒が届いていたのでお礼もかねて立ち寄り、着付をチェックしてもらうと、めずらしく百店満点〜! まだだいぶ時間があるのでルミネの中をブラブラしていたら、お彼岸なので食品売場のあちこちでおはぎを売っていて、そのせいかアンコものが食べたくなって、甘味屋さんへゴー。アンコと寒天に黒みつをかけるだけのシンプルなあんみつに、ほんの一口ぐらいのところてんがついてるお抹茶のセットで、ほっこりとした甘みを楽しむ。久しぶりのお抹茶は香り豊かで、ゆっくりと頂いた後、お会計に立つと、ご自身も着物姿の女主人さんが着物を見せてほしいと言って、「できれば羽織の下も」 とのリクエストに脱いで見せたりなんかして。着物をほめて頂くのってとっても嬉しいんだよね〜。気分よく半蔵門に向かう。


会の開始は6時で、20分ほど前に着いたらもうステージ近くの席はほとんどない状態。みなさん心得ていらっしゃる。どうせなら、といちばん奥に陣取り、辺りを見回すとそこそこに知り合いの顔。今年は昨年より出席者が多く50名ほどが集まったものの、歌舞伎座の客席以上に年齢層が高い。楽しい会なんだからもっと若い層も来ればいいのになぁ。歌舞伎座国立劇場の出番を控えていながら挨拶だけでもと来てくれた役者さんや、国立劇場の出番の合間に衣裳のままで立ち寄ってくれた役者さんもいて、総勢28名で様々にもてなして下さるぜいたくな会。シタールの演奏や 「チャングムの誓い」 と題する飛び切りユニークな韓国風の踊りのほか、昨年に続いて定番になりそうなプロ顔負けの落語もあり、それぞれの自己紹介も楽しく、結婚から第2子の誕生、名代披露その他様々なご報告もあり、その都度大きな拍手が起こる。稚魚の会全員からのプレゼント抽選会もあり、去年に続いて今年も出席している役者さんからのプレゼントが当たり、ご本人から手渡して頂いた。桜を散らした黒塗りのすてきなお盆。左團次さんのお弟子さんは、師匠にもらったという可愛らしいスヌーピーのネクタイをしていらして、へへっ、さわらせてもらっちゃった♪ 稚魚の会のイベントに来るたびにお会いする方たちともオシャベリできたし、と〜っても楽しい2時間だった。


帰ってからしばし仕事をする。ようやく届いた用語集に合わせていくつかの用語を一括変換。見直しは … 明日にしようかな。な〜んか疲れてしまった。お風呂でも居眠りしそうになったので、仕事はやっぱり明日に先送り〜。