まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

早咲きの一枝

maru992006-03-15

キャベツとフランクフルトのスープでのんびりと朝食をとっている間に、100ページを超える書類の割当分が15ページ弱に決定したというメールが届く。よしよし。これなら十分にアンダーコントロールだから、すぐに始める必要はない。てことで、安心して下北沢の本多劇場に向かう。


加藤健一事務所の 「エキスポ!」 が今日で千秋楽。最近はどういうわけか平日に千秋楽ということが多くて、そのせいか以前のように通路にまで補助席が出る盛況には至らなかったけれど、大阪万博の時代を背景に母親が急逝した一家の通夜から告別式までの様子を描く芝居はまさにハートウォーミング。どの役もこれ以上のはまり役はないというピッタリな人が演じているのは、加藤さんが様々な劇団等からひとりひとり選んで交渉して集めるプロデュース公演だからこそ。研究生出身の加藤忍さんも立派な看板女優に成長したなぁ。おなじみの顔もあれば加藤さんの公演に初出演の新鮮な顔もあり、とても楽しい舞台だった。母と伯母とで2回も喪主を務めたから、そうそう、そうなのよ! と共感する部分もたくさん。通夜も告別式もあわただしいばかりで、異様な躁状態で悲しむどころじゃなかったり、そうかと思えば弔問に来てくれた人の何気ない言葉に涙が止まらなくなったり。自分の知らない故人の人間関係に驚いたり、ありがたいと思ったり、その辺もとてもこまやかに描かれていて、心に染み入るドラマだった。大満足!


せっかく下北沢まで来たんだから、ゆっくりお茶して、それから食事でも、と思っていたのに、芝居の間オフにしていた携帯の電源を入れると、急ぎの仕事が入っていた。あうう。添付ファイルが削除されてしまって確認できないので、帰宅してからあらためて返信する旨メールして、やむなく直帰。幸い3ページちょっとの短い契約書だったので、明日には送れると返信しておいたものの、2時間ほどで終わってしまい、早めに送信。一丁上がり!


それから割当分にとりかかり、割合スムーズに進みそうな感触を確かめ、今日はとりあえず2ページだけで終了。月の後半にはいろいろ予定も入っているし、書評の締切も今月末だから、早め早めに進めておかないといけないなぁ。ああ、まだ2月歌舞伎座の感想も書いていないのに〜。