まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992009-11-29

今日は下北沢の本多劇場加藤健一事務所のお芝居。てっきり午後1時か2時からだと思っていたら5時からだったので、夕べは安心して夜更かしをしてしまい、ゆっくり睡眠をとって準備は万全。

下北沢へは常磐線小田急に乗り入れているのでアクセスがいい。ぶらぶら歩けばきっと楽しい街なんだろうと思うのだけれど、駅前にあったカフェがなくなってから、周辺には他にゆっくりできる場所が見つからなくて、たいてい駅からすぐの劇場に直行直帰してしまう。

今回は小泉今日子を向かえ、普段は翻訳物が多いところ、マキノノゾミ作の「高き彼物」。吉野秀雄の「屑たばこ 集め喫へれど志す 高き彼物 忘らふべしや」という詩をモチーフにした作品で、思いやりにあふれたしみじみと良い芝居だった。劇団制ではなく、役者とプロデューサーを兼ねる加藤さんが脚本も配役も自分で選んでいるから、いつもながら出演者全員がそれぞれに適役。初参加の人も少なくないのにチームワークも抜群なのは、加藤さんの求心力や熱意の賜物なんだろうなぁ。おじいちゃん役の滝田裕介さんもすごく良かった。加藤さんの「あたたかさ」はどこから来るのだろう。もう出てきた瞬間にあったかいオーラがほんわかと広がる。それにあの笑顔。う〜ん、やっぱり大好きだぁ! 私の中ではイッセーさんと双璧。

休憩時間と終了後に、ロビーで次回公演のチケットを販売していた。一般発売は電話予約オンリーのところ、先行販売でかつその場で席も選べるのは嬉しい限りなんだけど、初日から同じ形式で販売していたため、千秋楽の今日はすでに先行販売枠がほとんど残っていなくて、端っこの席だけ。これからも同じように先行販売されるとしたら、早い時期に観に行ったほうが次回のいい席をとれるわけだけど、観たいのはやっぱり千秋楽なんだよねぇ。ジレンマだわ〜。

7時すぎの終演で、9時からの「Jin-仁」には間に合わないと思っていたら、その前の内藤vs亀田戦がまだ終わっていなかった。それほど興味があるわけじゃないけど、心情的にはチャンピオンに防衛してほしかったなぁ。

お風呂で読んでいた誉田哲也「ジウⅠ」をベッドの中でも読み続け、読了。独特なスピード感がクセになる。続きが楽しみ。