まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-05-01

早くも5月。気持ちは焦るばかり。でも今日もまだ仕事に専念できない。新しい予定を入れることはできないけれど、すでに入っている予定はキャンセルしないでなんとか乗り切る決心をしたので、今日は予定どおり11時すぎに家を出て、下北沢の本多劇場に向かう。

歌舞伎にはまるより前からずっと観続けている加藤健一事務所の vol.78 「出発の詩集(たびだちのアンソロジー)−モスクワからの退却」。4年ぶりの再演で、キャストは初演時とまったく同じ、加藤さん、久野綾希子さん、山本芳樹さんの3人だけ。4年前には単に「モスクワからの退却」として上演されていたのを、原作者の許可を得て、あえて「出発の詩集」をメインタイトルにしたところに、この芝居にこめた加藤さんの思いが表れているように思う。でもやっぱり、地味というか、物足りないんだなぁ。もともと原作者が自分の両親の離婚の経緯を描いたと語っているとおり、ドラマチックな展開はない。ざっくり言ってしまえば、長年連れ添ってきた夫婦に破局が訪れ、夫は別の女性と新たな家庭を持ち、妻は現状を受け入れられず、一人息子はそんな両親を見守っている、単にそれだけの話で、妻が愛誦する詩篇の美しい言葉がちりばめられているところが芝居としての魅力なのだろうけれど、初演時と同様に、気持ちを動かされるところまでいかずに終わってしまった。残念。昔は千秋楽ともなると階段まで座布団を敷いて座らせるほど大入りだったのに、千秋楽なのに空席が目立つのも寂しかった。3人ともそれぞれに魅力的なだけにもったいない気がしちゃったなぁ。

実は終演まぎわにお腹がグ〜ッと鳴ってしまいバツが悪かった。開演直前にロビーでオニギリを1個食べたんだけどなぁ。朝からそれだけでもう3時すぎだったから仕方ないか。下北沢って何度となく来ているわりになんとなくなじめなくて、いつまで経ってもお気に入りのお店ができず、駅前通りをウロウロするうち、「太麺皿うどん」のポスターが目に止まって「王将」へ。自宅の近所にある「王将」より入りやすい雰囲気だったし。でも実際に出てきたのは写真と全然違っていたのでちょっとガッカリ。もっと野菜たっぷりで美しかったのに。しょっぱすぎてあとでのどが乾きそう。

急いで帰宅し、フィギュアスケートエキシビションは録画だけでお預け。すぐに英訳を始める。でも明日また手織教室のために朝から施設貸出の申し込みに行かないといけないから、あまり遅くまで夜なべができない。書類がとにかく細かくて、1ページにゆうに2時間以上かかってしまう。厳しいわぁ。なんとか5ページまで終わらせた。先が見えない〜!

皿うどんの写真は美しくないので、浜離宮にいた猫ちゃんをば (^^ゞ