まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ユーロ札

maru992009-06-05

熱がある間は寝ても寝ても眠れたのに、平熱に戻った途端、元の木阿弥で寝付けなくなり、旅行のことやらなんやらあれやこれやと次から次へと考えてしまって、3時4時5時 … と時間だけが過ぎていく。夜に芝居があるからしっかり睡眠を取っておきたいのになぁ。

あんまり寝た気がしないまま9時すぎに起床。外はどんより。今にも雨が降り出しそう。それになんだか寒いですけど〜。実際に寒いのか単に冷えに弱くなっているのか、自分ではもう判別ができない。

荷物置き場と化しつつあった和室を片付け、家に届いた時に一度開いたきりのスーツケースをようやく開く。最初に入れてみたのは、クッション素材のキャリーバッグの分だけかさばるモバイルPC。風邪薬やウェットティッシュ、使い捨てコンタクトレンズなどのこまごました物を詰めたトラベルケースも、充電器や変換プラグを入れたポーチもムーミンの柄♪ 他にも普段使いの二つ折りの財布 (日本円用) と長財布 (ユーロ用) とか、化粧ポーチとか、オプションの料理教室で使うエプロンとか、ここぞとばかりにムーミングッズ満載。格好のTPOなんだもの、使わなくちゃ損だよねぇ?

そうこうしているうちに正午を過ぎた。劇場へ向かうのは5時すぎだから、今のうちにユーロへの両替を済ませてこよう。ついでに郵便局で稚魚の会・歌舞伎会合同公演のチケット代の振込みも。着替えて外へ出る頃には雨がパラパラ。念のためレインコートをバッグに入れ、ひとまず着ないままで自転車を飛ばす。寒い〜っ!

ある程度の金額はクレジットカードを使うことにして、3万円程度の両替を申し込んでおいたところ、今はちょっとユーロ高に推移していて、手数料込みのレートが1ユーロ=143.12円で、30,770円也で215ユーロ。ニュースや仕事上おなじみのユーロも、実物を手にするのは初めて。新札だからかもしれないけど、カラフルでキレイすぎてなんだかオモチャのお金みたい。

帰りも雨はパラパラで、レインコートの出番はないまま帰宅。旅行の準備といってもあとは洗面用具と衣服ぐらいしか思いつかなくて、それより大変なのが家の片付け。さすがにこのしっちゃかめっちゃかのままで出かけるのは気が引ける。いつもちゃんとしておけばこういう時に慌てないで済むのにねぇ。

いつもなら油絵の教室にケーキを焼くところ、今回は免除してもらったので、ギリギリまでバタバタと動いて5時すぎに下北沢の本多劇場に向かう。加藤健一事務所の 「パパ、I Love You !」。 歌舞伎と同じでいつもは千秋楽を観るのだけれど、今回は千秋楽が旅行中なのであきらめ、まだ初日から3日め。歌舞伎ならプロンプがついていてもおかしくないのに、超ハイスピードのジェットコースターコメディなのにまったく淀みがない。さすがだなぁ。

厚着をしていったのに客席が冷え冷えとしていて衿元に冷気が落ちてくるものだから、また風邪がぶり返しちゃうんじゃないかと心配だったんだけど、いざ芝居が始まるともう爆笑に次ぐ爆笑で、会場全体がヒートアップ。寒さなんて忘れてしまった。最近はアンケートをサボリがちだったのに、今日は書かずにいられなかった。というのも、今日の芝居は再演で、15年前の初演も観ている。加藤さんの芝居を観始めてもう20年余。今回は加藤さんの長男も共演していて、それだけ長いこと観続けてきたんだなぁ、と思うと感慨深くて、どうしても感謝の気持ちを伝えたかった。初演時に角野卓造さんが演じた役を今回はカトケンワールド初参加の村田雄治さん。初顔合わせとは思えないほど息がピッタリ。加藤さんの舞台は毎回パワーをくれる。次回公演は小泉キョンキョンが参加するそうな。楽しみ〜。

すでに9時を回っていたのでにぎやかな下北で一切寄り道をせずに直帰。代々木上原から始発で乗り換えなしでずっと座って帰れるのがいいところ。寝過ごすこともなく、まだ降り続く雨の中をまっすぐ帰って、帰宅後にムーミンシリーズの原点となった 「小さなトロールと大きな洪水」 の覚書を終わらせる。全8冊の童話シリーズとは別扱いで出版されているので最後になっちゃった。

さ〜て、問題は旅行に持っていく衣服だ。東京のこの気候でこれだけ寒いとしたら、フィンランドはもっと寒いはず。予定よりかなり厚着の方がよさそうだなぁ。明日じっくり考えようっと。