まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

またしても美味しい夜

maru992005-12-28

朝イチの宅配、次回書評を書く本が届いたのだけれど、「これで3冊目」 と書かれていて、まだ1冊目なのになぁ、と不思議に思っているところへ別の宅配で2冊到着。一気に1月末締切の3冊がそろう。「年末年始にまにあってよかった」 と編集さん。年末年始も連休もフリーランスは関係ないんだけどね。イメージ的には、年末年始にコタツにもぐってゆっくり読書、というところかしらん。ウチはコタツも置いてないけどぉ。


アルパの先生にお借りした発表会のDVDを見る。今までも発表会のビデオをもらったことはあるけれど、なんたって失敗しては泣いてばかりいたから見たことがなかった。泣かずに弾けた初めての発表会なので、ワクワクしながら再生し … 愕然。自分が動いている映像というのは、まずそれだけで不思議な感じがする。でもそれ以上に、… 太いっ! なんというかぁ、自宅の鏡に映る自分の横幅だけ1.5倍に引き伸ばしたみたいな…。よくテレビも太って見えるっていうし、映像ってそういうものなのだろうと思いたいところだけれど、スリムな人はやっぱりスリムに映っているわけだから、う〜む。現実として受け止めざるを得ないではないか。体重計の数値よりも大きなモチベーション。来年は週2回ペースで泳ぎに行くぞっ!


肝心の演奏の方も、初めて泣かずに弾けたぐらいだから、自分ではそこそこ弾けたつもりでいたのだけれど、すっごい不協和音が何度もしてるし、なんかもう、ガックリ。てことは、これまでの発表会ではもっとひどかったわけで…。落ち込むなぁ。道は遠い。頑張らねばっ!


身支度をして、国立に向かう。地下鉄の中で 「博士の愛した数式」 を読んでいるうちにうとうと居眠りしてしまい、ハタと気がついた時にはなんと日比谷に着くところ。あちゃ〜、やってもうたぁ。慌てて降りて、御茶ノ水まで戻る。中央線で寝過ごしたことはあるけど、それ以前に千代田線で乗り過ごすなんて初めて。寝不足でもないのに、たるんでる証拠。


今年最後のレッスンは一応順調で、「ブドウつみ」 も 「クリスマスと新年」 も無事に合格。新たな課題曲は、ドラマチックな曲調で大好きな 「遠いあなたへ」。つっかえつっかえじゃドラマチックもなにもなくなってしまうから、みっちり練習しなくちゃ。発表会で号泣した割には思い入れが強くてまだあきらめきれず、今でも家で弾き続けている Over the Rainbow で1箇所、アレンジを変更したいのにうまくいかないところがあって、先生にご相談したところ、瞬時にクリア。無理なく弾けて、しかも美しいアレンジが決まって、めっちゃ嬉しい。このアレンジでさらに練習を重ねて、いつか、いつの日か、発表会でなんとか弾けるようにするのが夢なんだけど、先生によると、「遠いあなたへ」 よりも Over the Rainbow の方が難しいという。ひぇ〜。それでもあきらめる気にはなれないんだよなぁ。千里の道も一歩から。ローマは1日にしてならず。石の上にも3年。… いつかきっと!


レッスンの後、先生もお誘いして I さんと3人でイタリアンの夕食。国立駅近くの 「カルメン」 というお店で、ここではいつも定番の FUNGI のピザと、オードブル4種類の盛り合わせにパスタ2種類にデザートまでペロリと完食。そしてまた増量街道まっしぐら。大掃除も何もしていないと言ったら、先生も I さんも、別に年末だからってやらなくたってどうってことないじゃない、という嬉しいご意見。そうよねぇ。年が変わるっていったって、普通に夜が来て朝が来るだけのことなんだし、とだんだん開き直りの方向へ。とはいえ、私の場合、根がズボラだから年末ぐらいやらないと、いつまでたってもキレイにならないんですけどぉ。


帰りに駅前の書店で買った今市子の 「あしながおじさん達の行方」 を読みながら帰る。さすがに帰りは乗り過ごすこともなく、降りる直前に読み終えた。ちょっと不思議な味わいの物語。しばらくしたら、また読みたくなりそう。