まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

にじむ街の灯を…

maru992005-12-14

6時過ぎに就寝、10時過ぎに起床。いかんなぁ。


夕べ終えた英訳の見直しをして修正・送信。これで仕事の在庫は一段落。昨日90ページの打診があったんだけど、クリスマスイブぐらいまでという急ぎで分量的にきつかったし、その前に和室に押し込んである不用品をなんとかしなくちゃいけないのでお断りした。もう年の暮れだしねぇ。大掃除もしないといけないしぃ。


美輪さんの事務所から公演案内がきたので申込みに郵便局へ。5月の公演を今から発売ってすごいなぁ。振込の順番を待っている間になにげに見に行った切手コーナーで、ムーミンの写真付切手なるものを発見。普通の写真付切手は好きな写真を入れてくれるらしいけど、ムーミンのはその部分にイラストが入っていて、すっごくかわいい。その場で申し込む時間はなかったので、申込用紙をゲットしてきた。何セット買おうかなぁ?


渋谷に着いて、まずはハンズへ。日記に写真をのせたシーサーを気に入ってくれた友達が連絡をくれて、近々一緒に作ることになったので、木塑粘土を買う。ハンズへ行ってそれだけで済むはずがなく、あちこち回ってちょこちょこと買い物。前に雑誌で、ハガキの宛先として表示されている自分の住所と名前の部分だけパンチで穴をあけられる便利なツールが紹介されていて、商品名も分からずうろ覚えだったけど、さすがハンズ、ちゃんと置いてあった。これまでハガキのその部分だけちぎってシュレッドしてたから、便利に使えそう。


そのあと、Music Exchange というライブハウスの場所を確認。今日はここで上田正樹のライブなんである。ライブハウスって内装によってステージが見えにくい席があったりするから、初めてのライブハウスで自由席となると、早めに行かないと安心できない。地図を頼りに歩いていくと、どんどんホテル街へ…。もろにホテル街のど真ん中にそのライブハウスを発見。5時半の開場まで1時間近くあったので、近くの TULLY'S でひと休み。


開場の15分ぐらい前に行ったら、他には誰もいなくて一番乗り。考えたら平日だから、仕事帰りの人はそう早く来れないものね。周りに誰もいないのをいいことに、「梅は咲いたか」 を口ずさんでみたりする。上田正樹のライブの直前に端唄って。携帯が鳴り、50ページの仕事が入ってしまった。この時期に、1月20日まででいいからと言われたら断るわけにいかない。同窓会の関係でも何通かメールが届いて、そうこうしているうちに開場の時間。


最前列の正面はさすがに恥ずかしいのではずして、ステージから向かってちょっと左よりの席を選ぶ。普段ひとりの時にはお酒を飲まないんだけど、上田正樹を聴くのにシラフというのもなんだから、山崎のロック。シングル? いえ、ダブルで。客席の年齢層は総じて高い。中には、オバサマというよりは 「おばあちゃま」 と呼んでも失礼にはあたらないようなグループも。あの年代で、「上田正樹のライブが渋谷であるから、行きましょうよ」 なんて誘い合うのってカッコイイな。周りでいろいろ注文して食べてるのを見ているうちに小腹が空いてきて、カマンベールのサンドイッチを注文してみたら、ドライトマトがビックリするほどジューシーで甘酸っぱく、ビックリ。最後の一口をほおばった途端に会場が暗くなった。


開場を待っている間に関係者らしい人がせわしなく出入りしていて、特に何度も出てきては携帯から電話をかけまくっていたオジサンがキーボードの人だったのでビックリ。羽仁進さんの親戚だそうで、通称 「ハニー」 だそうな。外見とえらくかけはなれているのがおかしい。


さてライブはというと、いやぁ、すごかった。上田さんの生歌は初めてで、もともとあのハスキーな声が大好きなのだけれど、こんなにすごいとは正直、思っていなかった。ダークスーツに白いシャツ、黒い革靴の上田さんは、ノータイとはいえ後ろ姿なんかは普通の管理職とさほど変わらない。なのにどうしてこんなにセクシーなのかしらん。セクシー&キュート。カッコよかったぁ。喋りも面白くて、あったかい人柄がにじみ出る。「グラミー賞がほしい。他にはもう欲しいものなんてないから」 と決め台詞のようなひとことで拍手がわき起こった途端に、「紅白はいややからね」 と落とす。そういう間が絶妙。歌も最高で、私は椅子に座ったままでひとりディスコ状態。昔から大好きな 「悲しい色やね」 は、大ヒットしていた当時、上田さん自身は好きじゃなかったという。自分らしくないと。それでも歌い続けているうちに、だんだんに自分の歌になってきたと言い、曲が始まる。私ってばすぐにこみ上げてきてしまって、あふれる涙が止まらなかった。この曲に特別な思い出があるわけでもなんでもないんだけど、昔からカラオケでこの曲に合いそうな声の男性がいるとせがんで歌ってもらったりして、どういうわけか好きでたまらないのよね。


大満足で帰路に着く。やっぱりライブはいいなぁ。ずっと工事中だった表参道の駅がすっかりオシャレになっていた。前からあるお店でベーグルをいくつか購入。車内で熟睡してしまい、降りる駅の直前にパッチリ目が覚めた。サラリーマン時代の感覚をまだ身体が覚えているのかなぁ。


50ページの仕事はひとまずおいといて、長風呂でくつろいだあと、ロズウェル第3シリーズを観る。宇宙船が地球に不時着したのは彼らのせいではないし、彼らは地球しか知らないのに、故郷の星にいれば普通人と変わらないところを地球ではエイリアンとみなされ様々な困難に直面する。彼らはただこの地球で平穏に暮らしたいと願っているだけなのに…。この設定そのものがこのドラマの成功につながっているとあらためて思った。次も次もと見たくなるけど、すでに2時半をすぎているので2話分だけで、あとはおあずけ。