まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

墨流し

maru992005-11-04

昨日の写真は長襦袢。こ、こんなド派手な! と思いながらも柄の面白さに惹かれてしまった。長襦袢って不思議で、袖口や裾からほんのちょっとのぞくだけなんだけど、そのちょっとが楽しい。仕立て上がりの一重の着物。もう11月なのに一重なんて、本当は季節外れなのだけれど、なんだかあたたかそうだし、せっかくの仕立て上がりを次の一重の季節まで寝かせておくのももったいなくて、やっぱり今日はこれを着ちゃおう、と着付けを始めたのが10時半頃。夏の間は着なかったし、9月10月もバタバタと慌しく、とうとう着る機会がなかったから、着付けはかなり久しぶり。それでも一応、長着はスムーズに着られて、問題は帯。隈取の柄なんだけど、このところずっと全通 (全部同じ柄) の帯ばかりだったので、お太鼓の部分にうまく柄を持ってこなくちゃいけないのが大変。しばらく着ていなかったこともあって、帯がなかなかうまくいかない。しまいに汗までかいてきちゃっておおわらわ。しかもやっと結べたと思ったら、帯留の木彫りのフクロウが逆さになってるっ! やり直している間に帯がちょっとくずれちゃったりして、あ〜もう、時間が〜。30分どころかしっかり1時間かかってしまった。大奮闘した割には帯の形が気に入らなくて、これも仕立て上がりの羽織でかくしていくことにする。ところが一緒に受け取ったはずの羽織紐が見つからない〜。やっぱり着付けは前の晩に準備万端そろえておかないとダメね〜。


まずは着物のお店に寄って、帯の形を直してもらう。結び直す必要はなく、あちこちをキュッキュッと引っ張ってもらって、おおっ! 見違えるようないい形! この日はお店で墨流しの実演があって、その場で色を選んで、水の上に色を流したあと、真っ白なハンカチを上からのせると、一瞬のうちに色が移る。すぐに絞ってアイロンをかけ、と〜ってもきれいな墨流し模様のハンカチが完成! おもしろ〜い。墨流しと博多織の反物類を次から次へと見せてもらったけど、さすがにもう買わないよ〜ん。


続いてアルパのレッスンへ。着物でアルパ。演奏にはまったく支障がないものの、いかにもパラグアイらしい曲だったこともあって、「なんだかとっても違和感が〜」 と先生。日本の民族衣装と南米の楽器とはあんまり相性がよろしくないようで…。


さて、その次は、国立からビュ〜ンと白金高輪へ。前の職場の人たちとの食事会は8時からで、その前に食事会のメンバーのひとりと近くでお茶をする予定。彼女とはすぐに駅で会えたものの、外に出てみたら、お茶できるお店が1軒もない! 仕方なく近くのアイリッシュバーで、食事会の前だというのにギネスなんか飲んでしまう。さらにもうひとりのメンバーも合流する頃には、それほど広くない店内は常連らしい人たちでいっぱい。今日の食事会は、前の職場で私がいちばん多く仕事をしていたO先生のほか、R先生と翻訳その他の女性スタッフ4人の計6人で、今でも前の職場にいるのはO先生だけ。R先生は別の事務所に移ってしまい、女性スタッフ4にんのうち2人は現在R先生の事務所にいる。残りの2人が私ともうひとりの在宅フリー。事務所時代の話をメインに、と〜っても美味しい日本酒を頂きながら、盛り上がる盛り上がる。11時過ぎのおひらきまで6人ともしゃべりっぱなしで、本当に楽しい3時間だった。O先生の面接で事務所に就職させてもらって、その後もO先生の下でずっと仕事をしてきて、事務所に育ててもらったおかげで今こうしてフリーで仕事ができるんだなぁ、と、あらためて感謝の気持ちを持った。うれしくて楽しくて幸せな夜…♪ またぜひ同じメンバーで集まれますように!