まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

帯:お太鼓の部分

maru992005-11-05

夕べは午前様で、と〜っても美味しかった日本酒を結構飲んでいたこともあり、着物を片付けるのがやっとで、お風呂も入らずに寝てしまった。本当はケーキ焼かなくちゃいけないんだけどなぁ、と思いながら。


それなりに酔っていたのか目覚ましをセットし忘れてしまい、9時過ぎまで爆睡。えっとえっと、今日は何するんだっけ? ベッドの中でウダウダしながら考える。ああ、そうそう。今日は大泉学園で油絵の日だから、ケーキを焼くんだった。… 今から? 代わりに何か買って行っちゃおうかなぁ。いやいや、2時からだから、時間は十分にある。家にある材料で作れるレシピを探して、アンズのクラフティに決定。作り始めたのは10時半頃だったろうか。途中で、なんかおかしかった。こんな状態でいいのかなぁ? 疑問に思いながらも、初めて作るレシピだからそれほど不思議には思わず、なんとなくボソボソしている卵の生地にメレンゲを合わせて型に流し、アンズをのせて、オーブンへ。40分後の焼き上がりは、色はとってもいい感じなんだけど、ちっともふくらんでいない。やっぱりなんかおかしいなぁ…。


前回、猫の絵がほぼ描き上がって、あとはサインするだけなので、新しい題材が必要。手持ちの写真から何枚か印刷してみる。いろんな大きさの未使用のキャンバスの中から適当なのを選んでいるとき、ふと思いついた。まだ習い始めの頃に描いた母の絵。見るたびに気になっていた。表情が硬くて、あの人らしくないんだよなぁって。直したい。どっちに転んでもいいように、ちょっと小さめのキャンバス3種類と、印刷した写真と母の絵を全部持っていくことにする。


身支度を済ませ、なんかおかしいクラフティも一応はラッピングして、駅まで急ぐ間に、とんでもないことを思い出して足が止まった。クラフティ … 私ってば粉を入れてないじゃん! ちゃんと計量してふるっておいたのに、入れた記憶がまったくない。ボソボソしてるのは当たり前。レモン汁のせいで分離したわけじゃなかった。ケーキを焼くのに粉を入れ忘れるなんて! 自分のドジは自覚しているけれど、これほどとは!


迷った末に駅前のケーキ屋さんでロールケーキを買い、前代未聞のクラフティは、まさか駅のゴミ箱に捨てるわけにもいかず、とりあえずそのまま持参。大泉学園に着いて、実は … と話したら、大爆笑のあと、「でも火は入ってるわけだし、プリンみたいでおいしいんじゃない?」 とWさん。食べてみたいとおっしゃる。え〜っ? いざ開いてみると、粉を入れなかったせいで粉に吸収されるべきバターが染み出してしまって、ドロドロ。それでも食べてみたいというWさんてば、怖いものみたさ? 責任上、私も一緒に食べてみたら、レモンとアンズが入っているので、甘酸っぱいプリンのようではあるのだけれど、バターもたっぷり入ってるから、かなりビミョーな…。でもWさんは、90歳になるお母様がやわらかいものしか食べられないので、ちょうどいいからぜひ欲しいと仰る。こ、こんなモノでよろしければ…。とりあえずお持ち帰り頂いたものの、大丈夫だったかなぁ。心配だ〜。


猫の絵にサインをした後、母の絵に再トライ。もとにした写真を見せたら、「よく似てますね」 と鄭さん。そうですかぁ?! 似てるなんて言われたの、初めてですぅ。I さんもWさんも、どれどれ、とのぞき込んで、「うんうん。よく似てる」 と仰る。え〜っ? 何年か前にこの絵を描いた時にも写真を見せたけど、誰もそんなこと言わなかったのに〜。「何年かの間に似てきたのよ、きっと」 「そうそう、女の子は年をとればとるほど母親に似てくるものだから」 そうなのかなぁ。「私の方がず〜っと美人ですっ。似てないわっ!」 と母親が言ってるような気がするぞ。なにはともあれ、先生にアドバイスを頂きながら、あちこち手を入れてみた。だいぶ表情がやわらいで、あの人らしくなってきた。ちょっとうれしい。直しだけだからすぐに終わるかと思ったけど、まだ直し足りないので、次回に持ち越し。


6時過ぎまで描いて、おひらき。いつもはみんなで食事を済ませてから帰るんだけど、今日は I さんがホセ・カレイラスのコンサートと重なってしまい、途中からサントリーホールへ行ってしまったこともあり、夕食はパスして帰ることになった。でも帰りの電車の中でおなかがグー。なのでプロントでカルボナーラ。帰ったら仕事をするつもりだったのだけれど、なんだかドド〜ンと疲れてしまい、足を引きずるようにノロノロと帰宅。仕事をする気力は残っていなかった。お風呂上がりに、もろみ酢をググッと。明日は張り切って仕事するぞっ!