８時に目覚ましをセットしておいたはずが９時すぎまで寝てしまい、昨日の日記をアップする余裕もなく、バタバタと歌舞伎座へ。かろうじて幕が開く直前にすべり込みセーフ。
最初の三番叟が終わったところでロビーに出ると、わ〜い、まだあった。豆餅と豆大福。いつもすぐに売り切れちゃうのよねぇ。もうお正月グッズが出始めている。ため息が出ちゃうなぁ。この間、着物のお店の店長と担当さんが私の家に来たとき、玄関からすぐの廊下に貼ってある弦屋光渓作の役者似顔絵の絵葉書が気に入って、ぜひほしいと言っていたので探してみたのだけれど見当たらず、売場の人にきいてみたら、とっくの昔に売り切れてそれっきり。入荷の予定もないという。ガッカリ。
窓口にはもう演劇界が並んでいた。歌舞伎座と奥村書店だけ早いんだよね。積んであるあの中に、私の書いた劇評がのっているのね…。ちょっとこそばゆい。
続く通し狂言に大満足。今日は昼の部だけなので、そのまま外へ。三越でちょっと買い物をして、目の前はみかさんのいる本屋さん。素通りするって手はないでしょう、と立ち寄る。みかさん、おひさ♪ いつもお仕事中に突然の訪問でごめんね〜。ただ顔を見に寄っただけで手ぶらだったのに、葛湯のお土産を頂いてしまった。エビタイどころか、えさもつけずにタイ釣ってるし〜。みかさん、ありがと！
木村家でいろんなパンを買い込んでいる間におなかがなった。そういえば朝から豆餅と豆大福しか食べてないんだっけ。急にカレーが食べたくなって、東銀座まで戻ったけど、ナイルはあいにくＣＬＯＳＥＤ。でも一度カレーと思ってしまうとどうしても食べたい。ラーメンとカレーってそういう引力があるよね。（人によって引かれるメニューが違うかな？） じゃあ、北千住のマルイの上にある中村屋にしよう。そう思ったのになぜかマルイと反対側の出口に出てしまい、グルリと回るのも面倒で、「今日はカレーに縁がないのかなぁ？」 と思いながらもあきらめきれず、結局は地元の駅まで戻って、ちょっと前に初めて入ってキーマカレーを食べた店に行ってみた。頼んだのは野菜カレーとミネストローネ。そしたらビックリ！ 野菜カレーの量が半端じゃない。キーマカレーを１としたら１．５から２に近い。ご飯は普通なんだけど、ご飯にカレーをかけるというよりは、カレーの中にご飯がちょっとずつ浮かぶような形で食べないと、とてもルウが食べきれないほど多い。しかもミネストローネまで頼んでしまったから、大変なことになった。でもこれがどっちも美味しいの〜。そこそこだったら平気で残せたと思うんだけど、どっちもとっても美味しかった〜、おなかがはりさけそうになりながらも必死でつめこんでしまった。はぷ〜っ。
帰りに同じビルにあるトンカツ屋さんの前を通ったら、やけにかわいいピンクのブタさんがいた。ああ、どんどんあなたに近づいていくわ〜。
コーヒーすら入る余裕がないのでプロントには寄らず、帰宅して仕事のファイルを開いては見たものの、おなかが重いせいもあって、イマイチ気合が入らない。それならば、と 「ミーハー芝居帖」 を開いて、国立劇場の分と今日の歌舞伎座昼の部の分を一気に書く。劇評サイトはたくさんあるものの、実際に舞台を観るまでは読まないことにしていて、書き終えたので安心して、ぽん太さんの「一閑堂」 で昼の部をとりあげている部分を読ませて頂く。ううううう。すご〜いっ！ まったくもってレベルが違う、実に奥の深い劇評。私のはまさにタイトルどおり、ただのミーハーな感想文。いつもおこがましくもトラックバックさせて頂いているのだけれど、自分の感想文があまりに幼稚で、今回はもうトラックバックなんてとてもとても…。ああ、こんな私が書評なんて連載しちゃっていいんだろうか〜。
