まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

カフェ moph のキッシュ

maru992005-10-04

最近、仕事が落ち着いているのをいいことに、長風呂しながら昔の漫画を読み返すなんてことをしているものだから、ついつい寝るのが遅くなり、結果的に起きる時間がずれ込んでしまい、今日は家の電話の鳴る音に飛び起きて、時計を見たらもう 「いいとも」 すら終わりかけていたという…。誰も文句を言う人のいないひとり暮らしだからって、ちょっとひどいよね。


起きるのが遅ければ1日が短いのは当然で、国立劇場11月の予約は済ませたものの、銀行の窓口に用があったのに間に合わず、かろうじて郵便局の用事は入出金できる4時ギリギリにすべり込み。そのまま駅に向かい、渋谷へ。平日の夕方だというのに相変わらずすごい人。シナリオの勉強会がなくなってから、渋谷ってせいぜい、ごくたまにシアターコクーンに行く時ぐらいで、めったに足を向けなくなった街。落ち着かないのよね〜。歩くだけで疲れちゃう。


それでも公園通りはまだ人が少ない方。パルコも久しぶりだなぁ。あまり久しぶりなので、方向音痴の心得として念のためパルコ劇場の場所を確認してから、まだ時間に余裕があるのでパルコ・パート1の1階にあるカフェでひと休み。キッシュとコーヒーを頼んだら、よく見もしないで注文した割には、栗とキノコの秋らしいキッシュで、とっても美味しかった。それほど期待していなかっただけに意外な驚き。ふと回りを見渡すと、男の子ばかりのグループがクリームたっぷりのシフォンケーキを分け合っていて、とっても楽しげな様子。できれば写真に撮りたいぐらいだったけど、ガマンガマン。


さて、そろそろ6時になるから9階へ。パルテノン多摩に続いて二度目の美輪さんのコンサート。前回同様、無精して生協のチケットだから後ろから数えた方が早いぐらいの席だけど、パルコ劇場はそれほど大きくないから十分。ロビーにあふれんばかりの花の中に、玉三郎からのもあった。パンフレットはあまりにピカピカつやつやだったので、ちょっと引いてしまって買わなかったのだけれど、隣りの人のを横からのぞいたら研ナオコとの対談がのってて、その研さんが会場にいらした。


シャンソンだけにしぼった第1部がゴージャスに終了し、15分の休憩時間に携帯でメールチェックをしたら、仕事のメールが2通きていた。取り急ぎ返信を済ませると、もう休憩時間は終了。第2部も 「宵待ち草」 と 「ゴンドラの歌」 以外はすべてシャンソン。フランス語だと、どんなにいい歌でも意味が分からないけど、どれも日本語なので、特にシャンソンということを意識することなく、もっと単純に歌の世界に入っていける。時には語り、主人公を演じながらドラマチックに歌い上げる美輪さん。ひとつひとつの曲が独立したステージみたい。間のトークでは、深く感じ入ってしまう説話もあれば、痛快な毒舌も飛び出し、終演時にはほとんど総立ち。すごかった。アンコールは 「花」。「泣きなさい、笑いなさい」 というあのおなじみの歌。喜納さんのオリジナル以外にも、おおたか静流さんとか、いろんな人が歌っているけれど、美輪さんが歌うと、あの歌でさえドラマになってしまう。いやぁ、やっぱりすごい。圧巻。


終演は9時半をすぎた。ひと雨あったらしく濡れた歩道を歩きながら、終演時には雨があがっていたことさえ美輪さんのパワーのおかげなんじゃないかと思えてしまったりする。地下鉄を降りて駅までの道、頭の中では 「花」 が回りっぱなし〜。


休憩時間中のメールで、添付書類を確認できないままに受注した案件。締め切りは11日とずいぶん余裕があるから、さぞかし分量が多いのかと思いきや、意外にもたったの4ページ。これなら特に急ぐ必要はないので、明日だ明日!