まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

我流: 投げ込み

maru992005-09-02

7時すぎに目が覚めた。夕べは何時に寝たんだっけか…。あまり寝てないような気はするけど、まぁいいか、起きちゃえ。


まずはオークションの発送準備。全91冊を均等な高さになるよう5つの山に分け、それぞれをプチプチでくるんで箱に詰め、すき間を残ったプチプチでうめる。9時をすぎたところで郵便局に電話して集荷の依頼。宅配と比較したら、ゆうパックの方が安かった。民営化されたらどうなるんだろうなぁ。


メールチェックなどをしているうちに10時をすぎ、美容院に電話をして担当さんが出勤していることを確かめ、ケーキを焼き始める。久々のプリンケーキ。前回、美容院に行った時にたまたまケーキの話になって、このケーキの話をしたら 「食べた〜い!」 と女の子たちが盛り上がってしまったので、次回は焼いてくる、と約束をした。その時点では1〜2週間のうちに焼いて持っていくつもりがなかなか機会がなく、そのうちに暑くなってしまい、焼き菓子は敬遠していたのだった。とはいえ今日も残暑が厳しく、エアコンをつけてはいても、予熱したオーブンの前での作業はしんどかった〜。でもこのケーキ、もう何度も作っているけれど、作り方のプロセスに変化があって楽しい。


オーブンに入れて一息ついたら、お腹がグ〜。そういえばまだ食事していなかったっけ。夕べのキャベツの煮込みをあっためて簡単に済ませる。はぁぁぁぁ。とくつろいでいるところへ、チーンと焼き上がりのお知らせ。どれどれ。おおっ! いい色! いい感じだ。


お腹がいっぱいになったせいか、急に眠気が…。小1時間でも寝ちゃおうかな。でもコンタクトレンズをはずすのがめんどくさい。う〜ん、とソファーでグダグダ。こんなことじゃいかん! 気合を入れてアルパの練習。でも困ったことに、弾きながら頭の中がボワ〜ン。やっぱり眠気はとれなかった。ならば、とシャワーを浴びて、ようやくシャッキリ。ふぅ。


3時すぎに家を出たものの、マルイでちょっと寄り道したので、美容院に着いたのは5時近く。ケーキは大反響だったけれど、営業時間中で、その場で味見をしてもらうわけにいかないのが残念。切り分けるナイフと取り分ける紙皿も用意していったら、女の子たちが驚いている横で、担当さんが笑いをこらえている。いかにも私らしいって。そう? 10年近い付き合いの彼には私ってどう映っているんでしょ〜。


伸びすぎていた髪もスッキリしたところで、池袋に向かう。今日は東京芸術劇場でサックスの中村健佐さんのコンサート。1900席もある大ホールがどこまでうまるかの勝負だった。脱サラして3年。メジャーデビューしたわけでもなく、ストリートで地道に活動してきた彼がたったひとりで大ホールに挑む。S席が完売したことはきいていたけれど、果たして…。フタを開けてみれば1500人を超える上々の入り。頑張ったねぇ! あちこちに知り合いの顔が見える。ストリートと同様に自宅で録音した伴奏を使い、ステージ上にはピアノ/キーボードの男性がひとりいるだけのシンプルな構成。全体的にソフトな音で、色にたとえればセピア色。まったりとやさしい時間が流れる。休憩をはさんで2部の曲も吹き終え、拍手がなりやまず、カーテンコール。アンコール曲には、客席から現役のオペラ歌手である健佐さんのお父様を向かえ、ピアノとテノールとサックスの共演による 「オーソレミオ」。これがまた素晴らしかった。午後に一度リハーサルをしたとはいえ、客席からステージに上がってすぐにあれだけの声が出るなんてすごい。息子の晴れ舞台に父親が華を添えた形であると同時に、健佐さんからお父様への親孝行でもあるような気がした。ミュージシャンになることには反対だったという亡きお母様も、さぞかし喜んでいらっしゃるだろうなぁ、と自然に思いをはせてしまう、あったか〜いひと時。来年は満席だねっ!


終演後、大量に届いた花束のほんの一部をもらって帰り、家中の花瓶を総動員して、花の種類別に生けてみた。写真はその4つのうちの3つ。もうひとつは百合だけの大きなもので、写真に入りきらなかった。家のあちこちに花瓶を置いてみる。バラは窓辺に、カーネーションは仏壇の近くに、百合は電話の横に、そして最後のひとつは玄関に。家に花があるっていいなぁ。