まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

愛しき人の…

maru992005-07-30

なにやら突如として眠気におそわれることが多いこの頃、歌舞伎座でもそうなったら困るので、夜の部なのをいいことに、存分に寝るつもりで目覚ましをセットしないでおいた。でも7時すぎに暑さで目が覚めてしまい、窓を開けると通路から丸見えになってしまうので、まだ冷たいアイスノンピローを手に和室に移動。しばらく寝付けなかったけど、いざ寝入ったらとことん熟睡したらしく、なんと12時近くまで寝てしまった。寝すぎだってば。


シャワーを浴びたりメールチェックをしたりしているうちに、あっという間に時間が過ぎていく。午前中に少しでも仕事を進めておくつもりがそれどころじゃなくなってしまった。2時間近く早めに出てツタヤに寄る。「十二夜」 って遠い昔に読んだような気もするけどちっとも頭に残っていないので、事前に予習するつもりが今日まで果たせずにいた。一夜漬けどころか直前の悪あがき。でもウチの近所のツタヤって本のスペースがあまり広くないから売れ筋しか置いてないのよね。ならば北千住だ。マルイの紀ノ国屋書店で角川文庫のものをゲットし、日比谷線で読み始める。歌舞伎座隣りの 「暫」 に落ち着いた時点で開演まであと1時間弱。ところが隣りの席のオバサン2人組みがうるさ〜い! カウンターに隣り合って座ってるのにどうしてそんなに大声でしゃべるかなぁ。2人してタバコの煙をもうもうと吐きながらギャ〜ッハッハとすごい笑い声。でもそんなの気にしている場合じゃない。集中集中。4時をすぎて、うるさいオバサンたちもようやく店を出て行った。てことは同じ夜の部の客か。静かな間に少しでも、と10数分スパートをかけ、キリのいいところで場内へ。


芝居の感想は 「ミーハー芝居帖」 にゆずることとして、いやぁ、こんなに面白いとは。期待をはるかに上回る舞台だった。コクーン歌舞伎でも野田版でも感じたことのない高揚感。幸い序幕は原作を読み終えている範囲で終了し、幕間に原作の続きを読了。まさにギリギリ。まだちょっと休憩時間が残ってるから、とジャパンタイムズを開く。今日は土曜日か…。ん? 土曜日? あっ! 「女王の教室」 の録画予約してくるの忘れた! しょっちゅうこんなことやってるなぁ。でもまぁ、いいか。しょうがないや。もし歌舞伎がハズレだったらその上ドラマも見逃すと悔しくて仕方のないところだけど、今日の歌舞伎はもう大満足だからヨシとしよう。


帰宅後、テーブルの上に鎮座ましましている 「陰陽師」 に心惹かれつつも、今日のところは歌舞伎の余韻をじっくり楽しむことにして、明日にお預け。普通のコミックスならお風呂に持ち込んじゃうけど、これは絶対できないからね〜。


思ったより舞台写真が少なく、「買うほどのものはないわねぇ」 という声もきかれたけれど、左團次さんの写真となれば別♪