まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

角出しもどき

maru992005-04-19

昨日の日記のコメント欄にみかさんが書いてくれたとおり、せっかく晴れているので着物で出かけることにした。夜の部は夕方からなので時間はたっぷり。余裕をもって着付けを始めたら、意外にも帯もスムーズに仕上がったので、思いがけず早めに終わってしまった。私の着物って20年30年経っても着られるような渋い色ばかりで、どれもイマイチ春らしくないのだけれど、鳶八丈で、帯は角出しもどき (基本はお太鼓なんだけど、帯枕を使わず手先を長めにとって、角出しっぽく見せるだけ)。あたたかいので羽織も道行きもナシ。夏は着物を着ないから、6月の初めぐらいまでかなぁ。


開場まで時間が余ってしまったので、東銀座を1駅通り越して銀座で降りてブラブラと。お仕事中に悪いかなぁ? と思いつつ、みかさんのお店に寄ってごあいさつ。歌舞伎座で、隣りのオバサマから 「ご自分で着付けなさったの?」 ときかれ、ロビーでも 「あら素敵。帯をよく見せて」 と声をかけられ、くすぐったい。


今月の歌舞伎座はよかったなぁ。充実していた。いちばん大大大好きなのはもちろん左團次さんなんだけど、前から好きだった團十郎がますます好きになっちゃった。慶應歌舞研のオジサマたちから往時の歌舞伎の話を聴くたびに、もっと早く生まれるんだったなぁ、と思うことがしばしばだったけど、今は違う。この時代の歌舞伎に出会えて、今後も観続けていくことができる幸せを強く感じる。


みかさんのお店で新勘三郎を特集した 「和楽」 の中味をパラパラと見て、これは買いだと思ったものの、大きくて厚くて思い本だから地元で買おうと帰りにツタヤに寄ったら見当たらない。きいてみたけど、入荷予定も把握できない様子。「銀座で実物を見てきたんだけど」 と言ったら、ちょっとイケメンの店員さんが 「銀座っすかぁ。銀座には勝てないっすよぉ」 だって。なんの勝負やねん。


願いが通じたのか今のところ仕事の依頼がきていないので、明日もお休み〜♪