まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

赤い月が気になって

maru992005-05-26

目覚まし時計だけじゃ不安だから携帯のアラームもセットして、無事に8時起床。旅行のお礼がてら着物のお店に立ち寄る約束なので、時計台をバックに佇む担当さんの写真をプリントする。藻岩山からの夜景の写真もプリントしたんだけど、どう調整しても画面に表示されるとおりの自然な色合いにならない。全体に紫がかってしまう。なんでだ〜? 駅までの途中にメモリーカードから直接その場でプリントしてくれる写真屋さんがあるから寄るつもりでいたのに、あいにくの休業。定休日じゃないところが悔しい。


東京で3か月続いた勘三郎襲名披露興行も今月まで。らくちんな作務衣にしちゃおうかとも思ったけれど、最前列のほぼ真ん中なのでさすがにはばかられて、私にしてはちゃんとした格好 (といってもただのニット)。和服姿の女性も多い中、黒地の大島に黒っぽい小幅帯をかわいらしく締めた若い女性の後姿に目が釘付け。地味なんだけど、とってもセンスがいい。前も全体地味なのか、それとも何かアクセントに強い色を使っているのか、なんとか確認したかったんだけど見失ってしまって二度と会えなかった。残念〜。


千秋楽を明日に控えて、1階の桟敷席は東も西もひと目でおミズ系と分かる女性でいっぱい。まったく隙のない和服姿でビシッと決めたいわゆる粋筋の方々ではなく、露出度の高いひらひらワンピースの若い子が多い。その一種異様な雰囲気が客席でもあちこちで話題になっていたところ、口上に代わる 「弥栄芝居賑」 という芝居の中で明らかになった。まず勘三郎が挨拶の中で 「クラブ○○の皆さんが華を添えてくれて」 と気を遣い、渡り台詞の中でも菊五郎左團次さんがクラブの名前を出し、左團次さんに至っては、勘三郎がそのクラブに行くための車代を出してくれるはずだ、みたいなことを言うものだから、勘三郎は必死で笑いをこらえてた。おなじみのクラブなのだろうけど、南座祇園のきれいどころが勢ぞろいした時の方が断然かっこいい。


先月に続いて、今月の芝居もなかなかいい。明日の夜の部では、3か月の襲名披露興行をひとまず無事に終えた勘三郎の安堵の表情が見られるだろう。お疲れ様の拍手がいつまでも鳴り止まないんだろうな、きっと。


終演後、歌舞伎座のすぐ近くの 「橘苑」 に寄る。ここでは、定価どおりではなかなか手が出ない樹亜羅の作務衣がほぼ半額で出ることがあるので、私にとっては要チェックのお店。今日もこれからのシーズンにピッタリの涼しげな作務衣にひとめぼれして、しっかり半額なのを確認してゲット♪ 北海道で着物買わなかったし〜。(と自分を甘やかすのが悪い癖)


続いてみかさんのお店に寄って、取り置いてもらっていた 「和楽」 を受け取る。勘三郎襲名の特集号。この本、定期購読以外は書店でもアマゾンでも注文すらできない特殊な月刊誌だから、みかさんに感謝! すぐ開きたいけど、はまりそうだからガマンガマン。


最後に着物のお店に寄って、写真と歌舞伎座のお土産を渡した後、担当さんに帯結びのポイントを伝授してもらう。結ばず、仮紐も使わず、それでいて安定する簡単な方法。ニットの上から練習用の赤い名古屋帯を借りて試したので、異様なビジュアルに笑いそうになる。ふむふむ。なるほど〜。すご〜い。明日の夜の部に試してみたくなるなぁ。でもすでに仕事の在庫が山積みで数週間分はたっぷりあるのに、今日歌舞伎座にいる間にも仕事のメールが2通も入ったぐらいだから、明日は着付けより仕事を優先せざるを得ない。くすん。


帰ってから仕事に励んだものの、会計モノは手ごわいなぁ。自分で決めたノルマにたどり着けなかった。スケジュールがおせおせになりそうだ〜。