まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

たまにはこんなのも

maru992005-06-20

リビングで鳴る携帯の着メロで起きることがよくある。今日もそうで、夕べ訳文を送った案件の秘書さんだった。まだ8時になったばかり。こんなに早く出勤しているなんて。早くてギリギリ、遅刻もたびたびだった私とは雲泥の差。


同じ先生の別件が20数ページ。今週中なら楽勝楽勝、とお気楽に考えていたのだけれど、23・24日は歌舞伎座じゃないか! 途端に慌てて急いで始める。どうもスケジューリングが下手くそなんだよね。来週の木曜日、とか曜日だけで誰かと約束したら、じゃあ○日ね、と別の人と日付でした約束とバッティングしちゃったり、スケジュール帳を忘れて記入しないまま別の予定を入れちゃったり。はちゃめちゃ。


この20数ページはイメージファイルで送られてきて、扱いにくいのでフリーソフト「クセロPDF」 でPDFファイルにした。これでマウス操作でもスクロールできるから便利にはなったものの、テキストとしての単語抽出ができないから、せっかく使い始めたばかりの辞書ソフトのポップアップ機能が使えず、検索ウィンドウに再入力する以前の状態に逆戻り。人によってニーズが違うから、ひとつですべてのニーズを満たしてくれるオールインワンのソフトはなかなかねぇ。


いざ始めてみたら、裁判関係の実に日本的な文章で、ああだからこうでこうするとああなるところそうしたのでああなって結果的にこうなるはずがああなってこうなって…となかなか結論にたどり着かない。「だからなんなのよ!」 の答えが書いてある部分を探して、あとはオマケと思うしかない。それでもどんな書類でも何かしら勉強になることが書いてあるもので、今回は、「肩書地」 という今まで目にも耳にもしたことがない言葉が出てきた。どうやら書類上、氏名の上の記入欄に書かれた住所ということらしいのだが、広辞苑でもオンライン辞書でも出てこなかった。オンラインの国語辞典には 「肩書」 すら出ていないのもある。英訳はどうにかなったけど、何年やっていても知らない言葉がたくさんあるのよねぇ。


結局1度も外出することなく夜までずっと英訳していた。キリのいいところまできたら、どうしてもそこから先に進む気がしなくて今日はここまで。「キスいや」 と 「ER」 を見ながら久々に編み物の続きをして、そのあとお風呂で、槙村さとるの 「ボレロ」 を読む。夕べは同じ槙村さんの 「ピタゴラスの定理」 を読んだ。この人はますますパワーアップしている気がするなぁ。心理描写がこまやかなのでグイグイと引き込まれる。絵もストーリーも両方好きな人ってそれほど多くないのだけれど、槙村さんはそのひとり。
ボレロ ピタゴラスの定理