まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

白子のムニエルゆず胡椒風味

maru992005-04-13

朝からマジメに仕事をする。美容院に行きたいし着物のお店にも顔を出す約束をしていたのだけれど … パスだな。タイムリミットの2時半まで仕事をして、余裕で身支度。なんだかえらく冷え込んでいるらしいので、そろそろクリーニングに出すつもりでいた冬のコートを着込む。風が冷たい。今年の桜は変な天気のせいで短く終わってしまったなぁ。


電車の中でジャパンタイムズを読もうとしたら、ありゃ、バッグに入ってない。あぁ、家を出るときゴミ出ししながらだったからメールボックスの前を素通りしちゃったんだな。1つやると1つ忘れる。おバカ。幸い文庫本も持参していた。まったく未読の野沢尚 「呼人」。夢中で読むと乗り過ごしそうになるから要注意。


アルパの教室に着いたら、まだ前の方がレッスン中だった。課題曲の録音中だったのに邪魔してしまったようで、申し訳ない。その課題曲がたまたま私が練習してきた曲だったので、待ちながら、フンフンと鼻歌でおさらい。私の番になって、A→B→CというパターンのBの部分がなかなか弾けなくて … と前置きしつつ、先生がギターで伴奏をつけてくれることになり、弾き始める。ん? 途中で先生のギターが止まる。あぁ、きっと私ってばどこか間違っているのね。でもストップがかからないので最後まで弾いたら、いちばん苦手だったBの部分はきちんとできているのに、AとCの部分は4拍子が4拍子半ぐらいになっていて、それでギターが合わなかったとのこと。えっとえっと … 4拍子半? 頭の中がマッシロ。先生の模範演奏を聴いても、自分ではそう弾いていたつもりなんだけど…。先生の演奏に合わせて弾いたりしているうちに 「それでOK」 と言われたものの、それまで自分がどう弾いていたのか違いが分からない。先生も微妙なズレなので再現できないって。何をどう勘違いしていたんだろうなぁ。いつもなら覚え間違いをしていた時でもどこがどう違っていたかを納得できるんだけど、今回みたいな自分で把握できない間違いは初めて。やっぱり基本的にリズム感が悪いんだろうなぁ。家で練習している間中ずっと間違えていたのか、それとも教室で最初に弾いた時だけ間違っていたのか、それすらも分からないので次回に持ち越し。でも拍子のズレ以外はできていたので、「マクンバ・クンバ」 というユニークな題名の新しい曲を頂く。なにやら魅惑的な呪文の言葉らしく、右手がちょこまかと細かく動くので難しそうだけど、弾いてるだけで楽しくなっちゃいそう。


私の次にレッスンする I さんが到着。先生から、愛犬モモちゃんが自転車に轢かれてしまったときいてビックリ! 幸い外傷も骨折もなかったものの、獣医さんはショックで何日か後に突然死んでしまう場合があるとオソロシイことを言っていたそうなのだけれど、I さんによれば、その後も元気で食事も普段どおりとってるようならまずは心配ないとのこと。I さんは犬のことにかけては権威といってもいいぐらいだから、きっと大丈夫、と安心して、フンギというキノコのピザが美味しいお店で待ち合わせをすることにして、I さんのレッスンが終わるまでコーヒーを飲みながら 「呼人」 の続きを読む。


時間になってお店に行ったら、あいにくの貸切。I さんと連絡をとって 「くろがね亭」という教室のすぐ近くのお店に変更。ここは何を食べても美味しい洋食屋さんで、オムハヤシやハンバーグなどの定番料理だけでなく、折々の特別メニューにバリエーションが多くて楽しい。チキン南蛮のディナーセットの他に、白子のムニエルとレバーペーストのカナッペを注文。I さんと半分こした写真の白子が、あぁ、もう思い出しただけでよだれが出てきちゃいそうなぐらいに美味しかった! とろ〜り、こっくり、まったり、じゅわ〜ん、みたいな。レバーペーストもクセがなくて、チキン南蛮も玉子たっぷりのタルタルソースとよく合って、パンを食べきれなかったぐらいにおなかいっぱい♪


帰宅後、拍子がズレていた曲をメトロノームに合わせて復習しようとしたら、あれれ? メトロノームが壊れてる〜。が〜ん。そういえば先生に最近はデジタル式のメトロノームがあると教えて頂いたのにまだ買っていなかった。それならば、とMDの模範演奏に合わせて弾いてみる。それなりに弾けるけど、やっぱり何がどう間違っていたのか分からなかった。新しい曲も練習してみた。最初は指の動きがややこしかったんだけど、左手のリズムと合わせるのが難しいと言われていたのが意外にスムーズに合ってるような…。また間違えているのかなぁ? 初日とは思えないぐらいにそれなりに弾けているような気がするものの、自分で自分が信じられない〜。


「呼人」 を持ち込んでお風呂に入ったら、ついつい最後まで読んでしまった。何日か前にもお風呂の中で重松清 「流星ワゴン」 を読破したばかりだ。どちらも感動作という触れ込みだったのだけれど、すごく面白かったし、グイグイ惹き込まれたし、読みながら、また読み終えた後にも、様々なことを考えさせられたものの、残念ながら感動までには至らなかった。涙がボロボロ出まくるような感動的な小説ないかしらん?