まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

弥生雪景色

maru992005-03-04

いやぁ、起きたら雪景色。まだ激しく降ってるし。天気予報がいつになく 「積雪は避けられません」 と強気だったからなぁ。

朝ごはんは、生協のパンが固くなってしまったので、さいの目に切って牛乳にひたし、チーズベースのパスタソースをかけ、粉チーズをふりかけてオーブントースターでチン。簡単パングラタンの出来上がり〜。

ピンポンが鳴る。「おはようございます〜。ペリカン便です〜」 と、いつもの妙に間延びした人だ。オジサンとオニイサンの中間ぐらい。イライラするぐらいスローなので、さえぎるように 「どうぞ」 とロックを解除。黒いゴム長があんなに似合う人も珍しい。雪の中を届けてくれたのは、数あるネットショップでも1店しか扱っていなかった 「魔法の一本針」。手芸専門店のオカダヤにもなかった品物。長めのかぎ針の片端に穴があいていて、その穴に通した紐に編み目を移動しながら編むと、かぎ針1本で棒針編みと同じ編み方ができるという不思議なモノ。すぐに試してみたいけど、しばらくはお預け〜。

生協のオニイサンも来た。肩も腕も雪まみれで、思わず 「風邪ひかないでくださいね」 と声をかけてしまった。ペリカン便の人と扱いが違うのは、生協のオニイサンがさわやか好青年だから♪

今度は電話。ごくたまに仕事を下さる先生からで、別の法律事務所に私を紹介してもいいかという…。昨日に続いてまたまた先生が私のために営業活動をして下さっているなんて。3月いっぱいはどうにも… と現状を説明したところ、今月半ばまでの急ぎの案件だそうで、今回はお流れになった。クチコミでネットワークがどんどん広がっていくのはありがたいけれど、キャパシティには限界が〜。

さて仕事仕事。でも同時にやらなくちゃいけないことがある。今夜は勘九郎改め勘三郎の特番があって、どうしても録画しておきたい場面があるのだけれど、何日か前に80ギガのHDDにもう空き容量がないというエラーメッセージが出たきり放置してある。新たに録画するためには不要な録画を削除しなければならない。じゃあせっかくだから、仕事しながらRAMにダビングしてダビングの終わったものを削除しよう。というわけで、最初の2時間ほどはダビングの進行状況を気にしながらだったから集中力が低レベル。ダビングと削除を終えて特番の録画予約もして、安心したところで一気に仕事にスパートをかける。

集中さえできれば順調にすすむ。せっせせっせ。でもおなか空いたな。もう外は真っ暗だし。とうとうお鍋には入らなかったうどんをゆでて、あつあつのところに大根おろしと山形のキノコ和えをのせ、週末にもらった梅キムチをまぜまぜ。美味しい〜っ!

大満足で仕事再開。大詰め。あとほんの数ページ。でももうすぐ特番が始まる。あせる。最後の1ページ。ここで特番が始まってしまった。録画中だけどやっぱり見たい。チラチラ横目で見ながら30分足らずで2社目の約50ページの和訳が無事に終了〜! 印刷しながら、ソファに移動して特番を見る。編み物をしながら、左團次さんの背中に手を振ったりなんかして。おバカである。七之助の扱いに番組スタッフが苦労したのがよく分かる。御年90歳の又五郎先生が登場するだけでどうしても涙ぐんでしまうなぁ。勘九郎としての最後のサインは奥様に、しかも 「ありがとう」 のひとことを添えてだなんて、勘九郎やるなぁ。見たかったのは、勘九郎としての最後の舞台の終了後、歌舞伎座のスタッフが全員そろって奈落にアーチを作り、勘九郎45年の労をねぎらう場面。歌舞伎座始まって以来だそうだ。これまでに数え切れないほどの襲名があった。ずっと同じ名前で、中堅になってから初めて襲名するのも勘九郎だけではない。勘九郎が特別に愛される存在であることをあらためて感じた。ファンが多いというのとは意味が違う。スタッフや役者仲間にもここまで愛されている人は他にいないだろう。それだけに、その感動の場面を同じ舞台上で体験できない七之助が不憫でならない。自業自得だという厳しい声もあるだろうけれど、子供時代からの彼を見てきたひとりとして、やはり切ない。

特番が終わった時点で、前身頃に続いて後身頃も完成するまであと10段。30分早く編み始めていたら終わったんだけどなぁ。残念。でも今日は編み物の続きも仕事の見直しもしないことにした。首も肩も足の裏もパンパンなんだもん。そんなときに編み物なんかするなって? そうなのよねぇ。でもなぜかじっとテレビを見ていることができないものだから。

今日仕事した時間をカレンダーに書き入れる。なんのきなしに2月の分にも目をやると、なんかビッシリだなぁ。仕事をせず外出の予定もなかった日っていうのが2月2日を最後に1日もない。3月いっぱいは仕事が途切れそうにないし…。一段落したら温泉に行きた〜い!