まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

売り物ですが … その2

maru992005-03-01

今日から3月だし、確定申告も終わって、朝イチから張り切って仕事しなくちゃ、と意気込んで夕べ眠りについたはずだったのだが、その時点ですでに3時を過ぎていたせいもあるとはいえ、8時に目覚ましをセットしたのに起きられなかった。まだ眠いからいいや、と怠惰で寝続けたというよりは、意識は起きよう起きようとしているのに身体が言うことをきかずに、さんざん抗ったけど負けちゃった、という感じ。そろそろ全身マッサージにいかないとやばいという感覚はあるものの、それほど疲れているつもりはないんだけどな。

朝食兼昼食は税務署の帰りに買ってきた 「まい泉」 のミニメンチカツバーガーとスープで済ませ、遅まきながら仕事を始める。去年の原稿との比較で、会計方針や営業報告の形式に変更があると大幅な修正が必要になるので比較の段階でガックリきてしまうのだが、幸いこの会社は最小限の修正で済みそう。これなら予定より早く終わるかも、と楽観的になる。それでも50ページ超と分量が多いため、すべての比較を終えたのは夜9時近くだった。1日1回外出運動もさぼってしまったけれど、仕方ない。だって久々に手帳を見たら、明日はアルパのレッスンだったんだもん。その分、少しでも終わらせておかないと。

9時からは、PCもオフにしてテレビの前に陣取る。連ドラをまったく見なくなって久しいのだが、単発ドラマの番宣に妙に心惹かれることがある。今日のお目当ては、篠原涼子アルコール依存症を演じる 「溺れる人」。実際の体験談をもとにしたドラマだからリアリティを期待できる。それに篠原涼子は以前、西村雅彦と2人だけの心理ドラマで見せた演技力に驚いて以来、女優として注目していた存在でもある。ただ見ているというのはできない性分なので、編み物をしながら見た。

感動的というわけではないが、見ごたえはあった。母親役の栗原小巻になんとなく違和感を感じたけれど、父親役の前田吟とのバランスのせいだろうか。篠原涼子の熱演も期待通りだった。ただ、主治医は室井滋じゃない方がよかったな。室井さんは大好きだ。役に合っていなかったわけでもない。でも彼女が心療内科医を演じたシリーズで、篠原涼子が虚言癖のある患者を演じたことがあり、そのときのシーンとダブってしまうのだ。夫役の西島秀俊は相変わらず淡白な演技だったけど、誠実そうなのがよかった。

薬物中毒は、薬物の入手先が限られているし、薬物使用の違法性や危険性に対する意識も高い。その点、アルコール中毒の場合は、成人の飲酒自体には問題がないから、すでに依存していてもなかなか自覚できないし、たとえ自覚して飲んではいけないと自制していても、外出すればあちこちの売り場でアルコールが目に入り、自販機でも気軽に買うことができる。家族に知れた場合でも、職場や友人には隠す場合が多いだろうから、依存症と知らない相手から酒をすすめられる機会もある。たとえ入院して治療しても完治はあり得ず、1滴でも飲酒をすると途端に依存症に引き戻されてしまう。その怖さを十分に伝えていた。私自身は、「酒豪」 と呼ばれる割にひとりでは飲まないし、みんなが飲んでいるときに自分だけウーロン茶でも平気な方だから、アルコール依存症に陥るおそれはないのだけれど、若干ネット依存症の気配はあるかも…。