まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

そして今日もまた…

maru992005-01-25

歌舞伎三昧の日々の中でも今日は朝から晩までの長丁場。新橋演舞場の初春芝居。なんといっても8ヶ月ぶりで舞台に復帰した團十郎の元気な姿が嬉しかった。仁左衛門左團次さんも復帰の舞台はすっかりやせてしまっていて痛々しいほどだったけれど、團十郎はそんなこともなく、病気をしたと知らなければ分からないぐらいに以前通りで安心しちゃった。

その團十郎左團次さんとが対峙する 「御所五郎蔵」 という芝居。両優ともさすがの貫禄で、同じ芝居の冒頭の場面を演じた浅草の2組は吹っ飛んじゃったな。幕開きに脇役の3人が演じるちょっとした場面の台詞も浅草より長く趣向がきいていた。きっと何ヶ月も経ってから別の劇場で同じ芝居を見てもこうした些細な違いには気づかないだろうから、こんなふうに比較できるのは面白い。とはいえ毎月のようにあちこちで同じ芝居がかかるのはカンベンだけど。夜の部には成田屋父子と音羽屋父子と左團次さんに岡村研祐改め右近もそろうおめでたい芝居もあって、見ているだけで嬉しくなっちゃう舞台だった。

昼食は、岩手銀河プラザで調達した三陸弁当。ホタテとイクラとウニが入った豪華版。夕食は劇場の中であったか〜い山かけそば。演舞場のおそばは歌舞伎座より美味しい。

左團次さんの番頭さんが夜の部にいらしていた。浅草が早く終わるから毎日そのあと演舞場に回っているのだろう。今月のように都内のあちこちで芝居がかかると、役者だけじゃなく、鳴物さんや囃子方も掛け持ちの人が多くて大変そう。歌舞伎座と演舞場なら歩いてもすぐだけど、国立や浅草との掛け持ちとなると移動に時間がかかる。ひとつの興行は22日〜23日間にわたり、その間に1日も休みがないから、1日の出演時間がそれほど長くないにしても、他の予定を入れるわけにいかない。つくづく大変だなぁ、といまさらながらに思ってしまった。

後ろの席にいた若い女性2人がNHKの義経の話をしていた。「見てないんだけどぉ」 と言うだけあって、ベテランは佐藤浩市ぐらいで、タッキーはじめジャニーズばかりだというとんでもない誤報。タッキーだけでも台詞を減らさないとどうにもならなくて脚本家が苦労しているらしいのに、他にもそのレベルがたくさんいたらドラマにならないって。

毎日ただ歌舞伎を楽しんでいるだけなのになぜか肩こりがひどくて、夕方ぐらいから左肩がミシミシ言い始め、普通にしているだけでも痛かったので、帰宅後すぐにお風呂で温め、湯上りにバンテリンをすり込む。しばらくマッサージ行ってないからなぁ。お風呂の中では一条ゆかりの 「正しい恋愛のススメ」 1・2巻を読んだ。相変わらずパワフルだなぁ。描きようによってはドロドロになっちゃう話が実に爽快。読んでるだけで元気になっちゃう。続巻が楽しみだ〜。
正しい恋愛のススメ 1 (1) 正しい恋愛のススメ 2 (2)