まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-12-18

夕べいちばん長い契約書を送ってひと区切りついたので、目覚ましをセットせずに寝たら、目が覚めたのは10時過ぎ。寝たのが3時過ぎだから、約7時間。たまにはこのぐらい寝ないとね〜。

一応、十数ページは訳したのだけれど、今日はイマイチ集中力に欠けていた。それならいっそ早い時間に泳ぎに行ってしまえばよかったのだけれど、少しでも早く終わらせなくちゃ、という意識だけ働いて踏み切れなかった。そのうち暗くなってきて、まだ行こうかどうしようか迷ってたんだけど、急におなかが空いてシチューを食べたらもうダメ。めんどくさくていやになっちゃった。

頼まれたダビングにとりかかったのは5時前。サックスの中村健佐さんを特集した地方局の番組で、ビジュアル的にはなかなかセンスよく編集されている。でもサブタイトルが 「さすらいのアルトサックス奏者」 って…。まるで旅から旅の流しみたい。卵油のCMも地方色たっぷりだから残そうかと思ったけど、延々と卵油の作り方を説明する同じCMが2回も入っていたので独断でカット。26分強だったオリジナルを4分短縮してダビング開始。ビデオ12本分ダビングしたので終わったのは9時近く。「終わったよ〜」 とメールをすると、すぐに取りに来てくれて、任務完了。

9時からはフジテレビのサイエンスミステリーを見た。プロジェリアという通常の10倍の速さで老化が進んでしまう難病のアシュリー。これまでにもいくつかの番組で彼女の様子を見てきたけれど、今回が見ていて一番つらかった。アシュリーの髪はすでに抜け落ちてしまっているのに、親友のクレアが髪をとかすのを見ているのが大好きだと無邪気に笑う。同じ病気の親友が逝き、母親は再婚し、弟が生まれる。母親は、アシュリーに姉としての体験をしてほしかったと言い、母親の母親、つまりアシュリーの祖母は、娘はアシュリーがいなくなった時に支えとなる存在を必要としていると語った。どちらも真実なのだろう。そしてそれは、自分のことで悲しんでほしくないというアシュリーの願いにかなうことなのだろう。でも母親が再婚したときには自分から母親を奪う再婚相手に対する焼きもちを示したアシュリーが、生まれたばかりの弟に対しては焼きもちどころか心からいとおしそうに接するのを見ていると、「死ぬ準備はできている」 と静かに語るアシュリーが切なくて胸が痛む。それでも、かわいそうなどと言ってはいけないのだ。当のアシュリーがそんなふうにはまったく考えていないのだから。すでに旅立ったアシュリーの親友ジョンは、重要なのは生きる長さではなく、どう生きるかだと言った。命の大切さがないがしろにされ、平気で人の命を踏みにじる事件が多発している昨今だからこそ、この言葉を重くかみしめたい。