まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-09-10

あやしげな空模様なので洗濯・乾燥コースを済ませて出かけたくせに、てっきりバッグに入ってると思った折りたたみの傘がない〜。東武線に乗ってる間にみるみる暗くなってきて、駅を降りてから買わざるを得なかった。よくあるビニール傘じゃなく、それなりに使える折りたたみの傘が100円ショップで買えるって不思議。

今日の伯母は 「一進一退」 の 「退」 の方だった。最近は、病院に着いてから病室までの間に会う人の言葉で伯母の状態が分かる。看護婦さんやヘルパーさん、リハビリの先生などが入れ替わり立ち替わり様子を見に行ってくれていて、会う人ごとに伯母の様子を話してくれるから。「今日はずっと寝てるみたい」 「なんだかだるそうよ」 「話しかけたけど答えてくれなかったわ」 と皆さんが仰るとおりで、ほとんど目を開けない。いかにも熱が高そうな赤い顔をしていたが、測ってもらったら意外にも37度8分だった。もちろん低くはないけど、9度前後のことが多かったから。「これから上がるのかもしれない」 と看護婦さんがアイスノンを新しいのに替えてくれたが、その間も伯母は目を開けなかった。回診時も同様で、先生がかなり大きな声で耳元で叫ぶように話しかけても反応がなかった。それから5分ぐらいして目を開けたので私が顔をのぞき込んだら、いきなり 「はい」 と声が出た。おそらく回診時の先生の質問に対する答えなのだろうと思ったら、おかしいやら切ないやら。

個室に移されて同室の人との交流がなくなり、三度三度の食事の楽しみも失われ、立つこともできなくなってずっと寝ているだけだから、脳への刺激が少なくなって、その分、脳の機能が衰え、半分ぐらいは常に寝ている状態なのだそうだ。よく反応する時も残りの半分は寝ていて、逆にずっと寝ているようでも半分は覚醒していて聞こえているのかもしれない、ということだった。だから本人の反応があってもなくても、なるべくたくさん話しかけるのは大切なことなのだそうだ。その意味では私が足しげく通うことはとても有意義なことだけれど、かといって劇的な回復を促す効果はなく、私の負担の方が大きすぎるし、今の状態はこれはこれで落ち着いているのだから、もう少し訪問の間隔をあけてもいいと思う、と言われた。それでもし万一の時に間に合わなかったとしても、前にも言ったように、その時に間に合うかどうかはそれほど重要なことではないのだから、と。

確かに、負担でないとは言えない。実際、仕事もストップして他に何もしていないわけだから。とはいえ、いざその時がきたら何もかも放り出さざるを得ない中途半端な状態で、責任ある仕事を引き受けるわけにいかないのも事実で、そうなると当面、他にするべき重要なことも特になかったりする。なんとも宙ぶらりんな状態なんだよなぁ…。もちろん早くその時が来てしまえばいい、なんてことは露ほども思っていないわけで、伯母に対する想いと私自身の現実的な日常生活とのジレンマというか…。とりあえずお言葉に甘えて明日は行かないことにしたけど。

まる1日ゆっくり休んだ割には帰りに泳ぎに行く元気はなく、乗換駅に新しくできたリフレクソロジーを初体験しようと思い立ったのに、なんと1時間待ち。迷わずパスしたけど、みんな疲れてるのねぇ。