まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-09-15

8時起き。最近では早い方。といっても仕事のためじゃなく、ダイオーズのおねえさんがモップの交換に来るのが9時頃と早いので、その前にひととおり拭いて回ろうかと(前の晩にすませておけって)。

久々の仕事を2時間ぐらいしてから病院に向かう。敬老の日だしね。容態によっては泊まりになるかもしれないから、念のため原稿をプリントしてザウルスも持参する。

風が涼しげなので長袖のTシャツで出かけたら、東武線がまだ冷房がきいていてふるえ上がった。常に持ち歩いているショールぐらいじゃ間に合わない。なんたってたっぷり1時間乗るから芯から冷えてしまう。

病院の自販機でホットコーヒーを買って病室に入ると、伯母は明らかに衰えていた。声をかけてもまったく反応しない。舌が落ち込んで気道をふさいでしまうのを防ぐために、口の中にプラスチックの器具を差し込まれている。普通ならそれだけで不快なはずなのに、もうその認識もないのだ。尿の量も激減している。呼吸は安定していて寝ているように見えるのだが、実際は意識不明と同じ状態で、夕べから変わっていないという。もともと夜になると意識レベルが下がっていたのだが、今まで以上の低レベルまで下がったきりで、このまま回復しないかもしれない。「とうとう近づいてきちゃった、という感じかな…」 そう言われると、とうに覚悟はできているはずなのに、やはり複雑な思いがする。

危機感が募って、洗濯・乾燥の間に病室でザウルスを起動し、仕事を始める。伯母は時折、呼吸が途絶えたり、やけに気持ちよさそうな大あくびをしたりする。呼びかけてもまったく反応しないのに、「ふぁ〜」という間延びしたあくびの声はスムーズに出るのが不思議。夢でも見ているのだろうか。周囲の会話は聞こえるのだろうか。しばしぼ〜っとして、仕事に戻る、その繰り返し。

1時間以上経って乾燥が終わっても伯母の様子に変化がないので、今日はとりあえず帰ることにした。帰りの電車の中でも仕事を続ける。ザウルス大活躍。

そんな状況でもやっぱりコーヒーが飲みたくて、プロントで引き続き仕事をする。「最近ずっと読書だったのに」 「そうなんよ」 なんていう他愛ない会話が結構いい気晴らしになる。

ザウルスのファイルをPCに移して、日付が変わる頃に7ページの英訳が終了〜。明日の午前中に見直しを済ませて送ってしまえば安心できる。

お風呂の中で考えた。いい時期に退職したなぁ…と。3月末に退職して、2か月のリフレッシュ期間を経て5月末に仕事を再開し、幸い順調に進んでいるところで伯母のガンが見つかった。仕事が軌道に乗る前だったら、私自身の生活のめどが立っていないわけだから、自分のことで手一杯だったろうし、一時的に仕事ができなくなることがとても不安だったと思う。現状は、退職の時点では予想もしていなかった展開なのだけれど、不思議なめぐり合わせというかタイミングの妙のおかげで、現実的にも精神的にも、対応に必要な時間を十分にとることができた。最近スピリチュアル系の本をたくさん読んでいるせいか、偶然だとは考えたくない。何かとっても大きな存在に守られているような…。

今日の写真は、ちょっとお気に入り♪