まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-08-27

目覚ましが鳴る前に目が覚めた。まずは換気、と窓を開けた途端にひんやりした空気が流れ込んでくる。夏ももう終わりかなぁ。

空模様があやしいので、洗濯→乾燥の自動コースを選び、交換したばかりのモップで拭き掃除。この程度の動作でも少し前なら汗だくだったのに、タンクトップに半パンだと涼しすぎるぐらい。

さて仕事仕事。この契約書はいいなぁ。おそらく日本人が作った英文らしく、すごく分かりやすくて1つ1つの文章が短い。いっつもこうだといいのになぁ。

…と思ったのもつかのま、担当の先生からメールが入る。追加で60ページを依頼したいと。…絶句。40ページの追加に60ページって、無茶やん。同じようにシンプルな英文ならスイスイ進んで効率的だから、収入面を考えればぜひとも引受けたい 「おいしい仕事」 なんだけど、伯母の状況を考えるとそうもいかない。電話で状況を説明して、今の仕事が終わったらしばらくお休みを頂くつもりだった、と伝えても、簡単には引き下がってくれない。まずはとにかく40ページを終わらせて、その時点で伯母の状況を考慮してあらためてご相談、ということになってしまった。

ふぅ…と思わずため息をついた途端にピンポ〜ン。生協の宅配が届く。やけに重いと思ったら、500mlのプレーンヨーグルトがドド〜ンと5つも。こんなに注文したの誰? ん? 私じゃん! うそっ! ネットで注文履歴をチェック。うっ、確かに5つ注文している…。何と間違えたんだろうなぁ。

途方にくれている暇はない。ネットでヨーグルトをたっぷり使うレシピを探して、まずはヨーグルトゼリーを作る。ヨーグルト2カップ使うところを倍量で作って、それでも2パック使い切れない。ううう。

苦しまぎれにヨーグルトの上から牛乳を注いで、ローズヒップとハイビスカスのエキスをたらしてみたら、なかなか涼しげでロマンチックなドリンクができた。でもヨーグルトが多すぎて、ちょっと吸い込むのが大変。(^^ゞ

… こんなことしてる場合じゃないっ! 仕事仕事、と思ったら今度は民生委員さんから電話。伯母のところへ行ったら、4〜5日会わなかっただけなのに、急に衰えてしまってビックリしたと。そうなんですよ…、としばらく伯母の話をする。「こんなことになるなんてねぇ」 と嘆く民生委員さんに、私は 「かえってよかったと思っています」 と答えた。足が壊疽にならなかったら、伯母が入院することはなかった。自宅で普通に暮らしている間にガンが進行しても、おそらく誰も気付かなかった。また、もしもっと早く退院していたとしても同じで、ガンが発見されたのは入院が長引いたからこそ。今のような状態になってから入院したとしても、人見知りの激しい伯母は病院の人たちと親しくなる時間もないまま最期の時を迎えていたと思う。ずっとひとりでいた伯母が旅立つ前のひとときをたくさんの人たちに囲まれてすごしていることを思うと、伯母にとってはこれでよかったんじゃないかと、今はそう思っている、と伝えると、「そうだね。本当にそうだね」 と言ってくれた。「それでももう一度、自分の家に帰してあげたかった」 と彼女は言う。う〜ん、どうだろう。ご夫婦で暮らしている彼女と違って、伯母にとっての自分の家はひとりきりですごす空間だから…。

いかんいかん。考え込んでる場合じゃなかった。気持ちを切り替えて仕事仕事。

半分の20ページをすぎた頃には9時を回っていた。明日は歌舞伎座だからなぁ。しっかり寝ないと客席で居眠りしちゃう。のってる時に中断するのはもったいないけど、予定よりかなり早いペースで進んでるから切り上げよう。

伯母に最期が迫っているのを承知していながら、明日は歌舞伎座、あさってはイッセー&桃井さん。あぁ、私ってヤツは…。