まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-08-29

夕べ、というか今朝、すっかり明るくなってから寝たので再び起きたのは10時すぎ。しとしと雨が降ってて寒そうだなぁ。

プロントで1時間ぐらい和訳の見直しをして、ちょっと早めの千代田線に乗る。今日は原宿クエストで、イッセーさんと桃井さんの2人芝居♪ 最前列だけど左端から2つめ。舞台は斜め横からなのがちょっと残念。でも舞台の袖で着替えたりメイクしたりする時の 「素」 のイッセーさんに手が届きそう。

「壊れた男女」 を様々に描いて、終演後、桃井さんが言った。「もうこんなに大変なら、いっそ脱いじゃった方が楽!」 でもすっかりはまってしまったようで、暮れにまた2人芝居を見せてくれるようだ。楽しみだなぁ。

思ったより早く5時ちょっとすぎの終演だったので、それから急いで病院へ。7時前に着いた。2階の6人部屋から3階の個室に移ったはずだから、まずは2階のナースステーションにあいさつを、と声をかけると、伯母が個室はどうしてもいやだと言うので3階への移動は中止して、同じ2階の奥の3人部屋に移ったという。たまたま今は他の2つのベッドが空いていて、実質的には個室と同じなんだけどね。個室をいやがるというのは、やっぱり以前と違ってひとりになりたくないのかなぁ。でも結果的に今までと同じ看護婦さんチームのお世話になれるのでよかった。

伯母の新しい病室へ行くと、夜の7時すぎだというのに 「今日はずいぶん早いわね」 ときた。「もう夜だよ〜。それにすっごく寒いんだよ〜」 と言ったら、もう眼をつぶってしまって反応がない。それでも3日前より表情がすっきりしているというか、顔に生気があるような気がする。無理に話しかけると、3回に1回ぐらい答えが返ってきて、答えるときは一応、話の筋が通っていて、きちんと会話が成立する。3日前には今にも事切れてしまいそうだったのに、今日の様子ではもうしばらく大丈夫なんじゃないかという気がしてくる。こんなふうに一進一退を繰り返しながら、静かに終息に向かうのだろう。

特に用事もなかったけど面会時間が終わるまでいて、「じゃあまた来るから」 と言ったら、いつもは 「じゃあね」 としか言わないのに、「よろしくお願いします」 だって。何で急によそよそしくなっちゃうかなぁ。

病室の移動先が変更になったので、頻繁に訪ねて下さる民生委員さんに電話を入れたら、「こんな話あまりしたくないんだけど」 と言いつつ葬儀の話になって、ちょっとした意見の食い違いが…。私としては、お寺のすすめに応じて密葬ですませて、お世話になった地元の方々へは私がひとりで後日ごあいさつに伺うつもりでいたのだけれど、それでは町内会のしきたりに合わないと仰る。伯母本人もしきたりどおりを希望しているはずだと。「まぁ、どうせ私は他人だから口出しはできないけど」 と、そう言われてしまうとつらいものがある。「今はまだそういうことを具体的に考えたくないので」 と無理に遮るまで、病院の玄関先で立ったまま40分。ふぅ。母のときもそうだったけれど、葬儀って、というかいわゆる冠婚葬祭ってやつは、結局のところ実に保守的かつ土着的な慣習でしかないんだよねぇ。

さすがに疲れて、帰りの電車の中では、訳文の見直しをしようと書類を広げても、右肩から首筋までズキズキするほどこってて下を向くだけで気持ち悪いからあきらめた。

今日の伯母のようすならとりあえず大丈夫そうだから、見直しは明日に延ばして、お風呂お風呂。リラックスが一番。…て、出たらもう2時半すぎてるし〜。