まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

コラージュ

maru992007-02-12

またまた11時近くまで寝てしまい、メールチェックその他のルーティンワークだけで仕事をする余裕はなく2時すぎに北千住へ。3時からシアター1010でイッセーさんと小松政夫さんの二人芝居 「男と男の人生ドラマ」。原宿クエストと違って劇場側の規制があって、ここではいつもの縁日はない。若干のグッズ販売と購入したモノへのサイン会はあって、新しいポストカードセットが販売されていたので購入。イッセーさんが昭和天皇を演じて話題になった映画 「太陽」 がすでにDVD化されたので期待していたのだけれど見当たらず、すっかり顔なじみのスタッフさんにきいてみると、森田オフィスの製作ではないこともあってオフィスでの販売は難しいらしい。「イッセーさんの着メロ、ドコモはまだでゴメンナサイ」 って、だいぶ前に私がきいたのを覚えていてくれた。たくさんの人からいろんなことをきかれるはずなのに、と思うと嬉しい。


イッセーさんと小松さんの二人芝居はこれで2回目。前回よりパワーアップしているのはもちろんのこと、ますます息が合ってきて、もう絶妙。イッセーさんと桃井かおりさんの二人芝居も独特な世界で、そちらは全体的にそこはかとない緊張感があって、どう展開するのか予想がつかずにハラハラするようなところがある。ある意味、2人の間に根本的な違和感があって、そこからくるチグハグさみたいなものがハラハラの原因でもあり、面白さにもつながる。それに対して小松さんとのコンビだと、もう何がどう転んでもどうにかなってしまうという安心感というか、お互いに適度に肩の力が抜けた心地よい脱力感があって、遠い昔のデン助劇場みたいな懐かしさが漂う。イッセーさんはイッセーさんなのに、相手によってまったく雰囲気が変わってしまうのが面白い。小松さんは、いつもどこかちょっとだけ照れくさそうなところがキュートで、イッセーさんが小松さんをいじって楽しんでいるようなところが笑いのツボ。全体的な流れは、たとえば小松さんと伊東四郎さんとが電線マンシリーズで見せてくれたあのほんわかした世界に似た空気で、「イッセーさんをここまで引き込んじゃって」 と終演後に小松さんは言い、「いつかここまでやってみたかった」 とイッセーさんは言う。その 「ここまで」 が面白かったのよねぇ。もうサイコー! いつもどおり椅子ぐらいしかセットがないブランクのステージで、熱海に遊びに来たオバサンどうしだったり、絵本のセールスレディだったり、立ったり座ったりも大変そうなオジイチャンの警備員だったり、医者と患者だったり、漫才コンビの募集に応募してきたお笑い志願者だったり、はたまたガクランに身を包んだ高校生だったりと、老若男女を様々に演じわける。パントマイムでの演技がとても自然で、最後の高校生コンビでは歌と楽器も披露。イッセーさんはギターを抱えたままバイオリンまで弾き、2人それぞれに様々な楽器を駆使して多様な擬態音で笑わせてくれる。その達者さに、この2人がそろうともう何でもできちゃうんじゃないかという気がした。いやぁ、面白かった!


終演後にポストカードにサインをしてもらう時、「ブログもテアトル・イッセーの動画も楽しみに拝見しています」 と言うと、イッセーさん、笑って 「ありがとう!」 と握手してくれながら、「どちらにお住まいですか?」 ときいてくれた。たったそれだけのことなんだけど、と〜っても嬉しかった。へへっ♪


すでに6時近かったので、階下のレストラン街で中村屋のシーフードカレーを食べる。う〜ん、シーフードは盛りだくさんだけどマイルドすぎて物足りなかった。帰宅後、1時すぎまで仕事をしたものの、集中度はイマイチだったなぁ。60ページ強の書類のようやく半分を超えたところ。まだまだ頑張らねば〜。