まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-01-18

今日は昼夜通しで歌舞伎座。伯母のことは伯母のことで歌舞伎は歌舞伎、というところに後ろめたさを感じないわけでもないんだけど、長期戦になりそうだから、自分の生活も死守しないと。

今月は愛しの左團次さんが体調不良で休演なのがサビシイ。でも孫の男寅ちゃんが丁稚の役で登場。かわいらしかった〜。パパは浅草の歌舞伎に出てるから、今月は男寅ちゃんひとりなのね。誰の楽屋に入れてもらったのかしらん。

玉三郎菊之助の二人道成寺がとってもよかった。踊りってよく分からないんだけど、今日のはいつまでも終わってほしくないと思ったぐらい。二人が同じ振りで踊るから、若い菊之助の踊りは正統派で玉さんのはキャリアが長いだけに自分流にくずしているのが素人目にも分かる。でも恨みを込めて鐘をキッとにらむ目の強さは玉さんの勝ち。

勘九郎は「高杯」で下駄のタップダンスを披露した後、打って変わって「山科閑居」で玉三郎と火花を散らす。でもこの幕、後半やけにダレたような気がするのは私がアンチ幸四郎だからかなぁ。

伯母より3つも年上の雀右衛門が重たい衣装をつけて十代の娘役を演じる。それで違和感がないんだからすごい。まさに驚異的。

そして今月も輝いていたのが新之助。時分の華の勢いがある。思わずケータイの待受けを新之助助六にしてしまった。

やっぱり歌舞伎はいいなぁ。どっぷりはまるモノがあるシアワセを感じる。