まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

いちじくのケーキ

いちじくのケーキをあきらめられず、朝イチでスーパーへ。昨日は売り切れていた1件目で手頃なお値段のいちじくを2パックゲット。よしよし。

とんぼ返りして、正午からホットヨガ。肩こり改善ヨガのクラス。両脚を開いて立った状態から片足に重心を移して腰をおろす片足開脚が苦手で、かかとをついてバランスをとることができず、かかとを上げた状態でどうにかしのいでいるのだけれど、そこからさらに身体をねじり、片手を上げ、あるいは腰に回した状態でキープするという、私にとってはほぼアクロバットに近いようなポーズで、以前は体重がかかる足の先がミシミシと痛く、我慢できずにお尻をついてしまうこともあった(かかとを上げるのも難しい人はお尻をついていいことになっている)。それが最近、同じようにかかとを上げた状態で、無理なくキープできるようになってきて、以前ほど苦手じゃなくなってきた。些細なことだけど、単純に嬉しい。この歳でも伸びしろがあるのねぇ。

一度帰宅したあと、昨日図書館で借りた本の続きが読みたくて、サイゼリヤへ。ほぐしチキンの冷製カッペリーニがなくて、小エビの冷製カッペリーニをチョイス。さて、本の続きはというと、出版社との攻防が生々しく、つくづく出版翻訳に手を出さずにきてよかったと思った。出版不況と言われる現在、状況はますます厳しくなっているのかしらん。それとも電子書籍の普及で出版翻訳の需要は増えている? そういえば章単位で受注していた分厚い専門書の和訳プロジェクトも、コロナ禍の影響で中断したままになっている。時間がかかっても無事に出版に至るといいのだけれど。

バターやグラニュー糖などを買い揃えて帰宅し、いちじくのバターケーキを焼く。良い焼き色がつくまで180度で約30分、のはずが30分ではまったく焼き色がつかず、5分ずつ延長すること3回。最後にさらに3分。見栄えがイマイチかしらねぇ。

夜には、ウィーン国立歌劇場からの久しぶりの無料配信で「カルメン」を観る。私がメトロポリタン・オペラのライブビューイングを初体験した作品だから思い入れが深く、また今回カルメンを演じるのは、その初体験のときと同じエリーナ・ガランチャ。ただ現代に置き換えたカリエス・ビエイト演出なので、印象がまったく違う。ドン・ホセは今まさに引っ張りだこのピョートル・ベチャワ。最初に観たこのプロダクションでは、ミカエラカルメンに対して敵対心をあらわにし、挑発する場面もあったのに、今回は控えめなミカエラだった。でもやっぱり、オーソドックスな演出のほうが好きだなぁ。

ドアクローザー

ゆっくり起きて、午後イチにホットヨガ。ヨガビギナーのクラス。苦手なバランスポーズでいつもほどグラグラしなかった。たまたまかな。

帰宅後、図書館に出かけようと支度をしていたところへインターホンが鳴り、モニター画面を見ると隣室の理事長さん。急いで出ていくと、昨日の理事会で議題に上がっていたドアクローザーの件で確認してほしいと。というのは、エントランスのドアクローザーが経年劣化で、本来のゆっくり閉まる機能が働いていない結果、閉まるときにバタンと大きな音が出るため、苦情も出ており交換が必要とのことで、管理会社から報告された見積額が8万数千円。ところが、理事長さん宅でつい最近ドアクローザーを交換したばかりで、2万円程度だったため、その業者にエントランスのドアクローザーについても見積もりをしてもらうということになっていた。その業者が昨日の今日という最速のタイミングで来てくれて、やはり2万円程度でOKとのことで交換してもらったから、たまたま在宅していた私に確認してほしいとのことだった。うちのドアクローザーも新築入居当時のもので一度も交換していないためその業者さんに見てもらうと、エントランスのドアクローザーと同じように本来の機能が働いていないせいで開け閉めのたびにドアの蝶番に負担がかかり、ドアが若干、傾いていると。そう言われてみると、たしかに右下がりに傾いているのが分かる。この傾きがひどくなると開け閉めしにくくなるとのことで、うちのも交換してもらうことにした。車に積んであるから、とその場ですぐに施工してくれて、30分足らずで交換完了。ドアを開いたままにしたいときにはストッパーを使っていたのだけれど、交換後はそれも不要。ドアクローザーにはストッパーの機能もあったのね。また、ドアを閉めるとき、最後はノブを握ってガチャンと閉めていたのがスーッと自然に閉まるようになり、今まではドアが傾いてずれていたせいで閉まらなかったのだと初めて気付いた。家電等と違い、こういう徐々に経年劣化するものは機能不全になっていても気付きにくいのねぇ。それにしても、2万円程度で済むものを8万数千円とは!

当初の予定通り図書館へ。宮部さんの「きたきた捕物帖」を返却し、借りてきたのは安倍さんが表紙の TIME と「出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記」という長いタイトルの本。さらに「こうして私は職業的な「死」を迎えた」というサブタイトル付き。

コメダ珈琲でまず TIME を開く。あの事件がアメリカではどう報道されたのかに興味があったんだけど、事件の詳細や背景にはまったく触れていなかった。

もう1冊のほうはいわゆる業界裏話的な内容で、最終的に出版社との訴訟に至ったほどのトラブルについて赤裸々に語られている。同じ翻訳でも私の業務内容は「産業翻訳」とか「ビジネス翻訳」と呼ばれる分野で、訳者として名前が出ることはないし、印税も発生しない。その点で、この本で問題とされているトラブルとは無縁ではあるものの、やはり同種の業界ということで興味深い。

帰りにスーパーに寄り、いちじくを探す。3件回ったけど、売り切れだったり、やたらと小さかったり。絵の教室用にいちじくのケーキを焼きたいのにー。

 

 

ニャンドゥティのペンダント

午前10時を待って歌舞伎座十月の予約。いつになくすんなり予約完了。

全米オープン準決勝の第2試合はアルカラス対ティアフォー。途中まで普通に見ていたのだけれど、長い試合になりそうで、午後に予定が入っていたので後半は早回し。ティアフォーが第1セットを先取したあとアルカラスが2セット取り返し、第4セットで決まるかと思えたのにタイブレイクとなり、この大会でタイブレイクを一度も落としていないティアフォーがここでも勝ち取り、ファイナルセットへ。最後はアルカラスがギアを上げて勝ちきった。その結果、決勝戦はルード対アルカラスで、どちらが勝っても初優勝。そして勝ったほうが世界ナンバーワンの座を手にすることとなる。長くビッグ3がトップを独占していたのに、こんな日が来るなんてねぇ。

バタバタと身支度をして14時からの理事会へ。規約の全面的なリニューアル、駐輪場の使用料金の見直し、エントランスのドアクローザーの交換など様々な議題で長引いたせいか、前回の理事会で問題となった生協の箱の件が蒸し返されることなく終了。前回の理事会では、通路には生協の箱を含め一切、物を置かないようにというお達しが出るという話だったのに、その後そのようなお達しが出ることはなく今に至っていたので、てっきり今回の理事会に持ち越しなのかと思っていた。寝た子を起こさないよう、その話題に触れることなく帰ろうとしたら、隣室の理事長さんが「生協の箱の話、出なくてよかったね」と。気にかけてくれていたのね。妥協してくれたのだとしたらこちらも一応、と折りたたみの台車は室内に入れることにした。邪魔だけど、生協の箱を毎回室内に入れるよりはずっといい。

夕方にはガストへ。スープとライスとドリンクバーのセットに、蒸し鶏とキャベツのサラダと唐揚げをプラスし、食後に宮部さんの世界に浸る。「きたきた捕物帖」の第2巻「子宝船」を最後まで読み終えた。起きた事件も、その結末も悲惨だったけれど、北一の成長と彼をとりまく人々の優しさが心にしみる。第3巻が待ち遠しい。

夜には「鎌倉殿の13人」に続き「初耳学」で菅田くんや浅田真央ちゃんのインタビューを聴きながら、夕べチクチクし終えたグレーのモチーフを糊付けして仕上げた後、ダイソーのビーズパーツと組み合わせ、ペンダントにしてみた。紐の部分は、グレーと白の2色の糸で4つ編みしようとしたんだけど、結構な時間をかけて編んだのに長さが足らず、糸を長くして編み直す気力が出なくて、迷った末に鎖編みにした。ビーズパーツに合わせてゴールドのチェーンにすることも考えたものの、チェーンの存在感が出すぎる気がして、控えめにしたかったから。この色合いなら、いろんな服に合って使い勝手がいいんじゃないかな。

深夜に全米オープン車いすテニス決勝戦。国枝さん対ヒューエット。年間グランドスラムがかかるプレッシャーがあったのか、はたまた連戦の疲れか、いつになく国枝さんのミスショットが続き、残念ながらストレートで敗れてしまった。でもこれであきらめる国枝さんじゃないから、来年こそ、と期待しよう!

国立へ

残暑の戻りで日差しが強い中を国立へ。ベトナム料理のサイゴン桜でアルパの先生と待ち合わせ、ランチセットのメニューの中からフー・ティウ(野菜たっぷり、お肉や海老も入った具だくさんのフォー)をチョイス。前菜(揚げ春巻き、生春巻きとサラダ)とタピオカと蓮の実の温かいデザートの写真は撮り忘れてしまった。ランチタイムは満席で入れないことが多いのに、今日はめずらしく空いていてラッキー、と思ったら、楽しくお喋りしながらふと気付くとほぼ満席。タイミングが良かったのね。先生が選んだおこわも美味しそうだった。

先生のご自宅でアルパのレッスン。弦が切れたことを話すと、先生もごく最近、数本が切れてしまったとのこと。気候のせいもあるのかしらん。2曲のおさらい。自宅ではそれなりに弾けていたはずの部分が何度やってもうまくいかなかったり、前回、メロディの覚え間違いを指摘された箇所が直っていなかったり。ダメダメ~。

そのあとニャンドゥティをチクチク。停滞気味のアジサイを進める。アラサペと呼ばれる模様の部分をどんなふうに色分けするか、まだ思い悩んでいる。

帰宅後、録画しておいた全米オープンの準決勝、ルード対ハチャノフの試合を観戦しながら、昨日うまくいかなかったグレーのモチーフに再挑戦。グレーの土台の糸はそのままに、模様の部分をすべてアイボリーでチクチクしてみた。グレーの分量が多かった最初のモチーフは暗く沈んで見えたのに、アイボリーがたくさん入ることで土台のグレーも明るく見える。これなら大丈夫そう。仕上げは明日。

決勝に進んだのはルード。もうひとつの準決勝戦も録画してあるけど、おあずけにして今日はもうおやすみなさい。

グレーのモチーフ

エリザベス女王ご逝去をネットで知り、その記事に見入っているうち、あっという間に家を出る時間。自転車で酵素風呂に向かう。

気持ちよく汗をかき、外へ出てもなかなか汗が引かず、薄手とはいえ長袖のパーカーの袖をまくり、タオルで生え際の汗を拭きながら、タリーズの水出しコーヒーで中からも冷やし、「きたきた捕物帖」の2巻「子宝船」の続きを読む。

キリのいいところでサイゼリヤに移動し、夏だけのメニューだからもうすぐお別れかもしれないほぐしチキンのカッペリーニを楽しみ、食後に読書の続き。

帰宅後テレビを付けたら、dele の最終回の再放送をやっていた。このドラマ、好きだったなぁ。調べたら2018年7月に放送されたもので、菅田くんが若い! 続編じゃなくても、また山田孝之さんとのコンビでドラマやってほしいなぁ。

ちょうどドラマが終わった頃、宅配でたくさんの葡萄が届く。絵の教室でご一緒のWさんが毎年贈ってくださるもので、本当にありがたい。感謝を込めて到着の連絡をしたあと、1房ずつ10個の袋に入っている3種類の葡萄を1袋ずつ、枝を少し残して1粒ずつに切り離してから袋に戻す作業をして、最後に種類の違う2房分を切り離した後タッパーウェアに。これで毎回2種類の葡萄を楽しめる ♪

BS松竹東急でずっと同じ時間に再放送されている「奥さまは魔女」がもうシリーズ4ぐらいまで来ていて、録画がだいぶたまっているので久しぶりに消化しながら、ニャンドゥティで花びら型のモチーフをチクチク。ダイソーでグレートアイボリーのビーズセットを見つけ、これに合う配色のモチーフをペンダントヘッドにしたらどうかと思いついた。グレーの糸で土台を作り、アイボリーの糸は最小限にして、以前、受注生産したときと同じ模様をチクチク。言わば色違いだからきれいなモチーフができるはずだったんだけど、なーんか違うなぁ、と思いながらチクチクし終え、糊付けして布からはがしてみたら、全体的にどんよりと暗くて、模様もちっとも映えていない。ああ大失敗。同じ模様でも、色によってこんなに違ってしまうのねぇ。がっかり。

全米オープン車いすテニスはもう準決勝で、なんと国枝慎吾vs.三木拓也という日本人対決。日本の車いすテニスも層が厚くなってきたのかな。三木さんは積極的にネットに出て善戦したものの、国枝さん、6-1、6-2と貫禄の圧勝。あと1勝で年間グランドスラム達成! 期待大。

アルパの弦が…

今月は1日に行ったきりのホットヨガに予約を入れる。上半身スッキリヨガ。2回目の受講で、肩甲骨を様々に動かすプログラムなんだけど、初回は肩甲骨を意識的に動かすというのがあまりうまくできないうちに終わってしまった。今日のクラスでは、前回とは別のインストラクターの指示がより分かりやすかったこともあり、前回よりはスムーズに動かせた気がする。そしてなにより汗の量がはんぱなかった。マスクを2枚用意したのが大正解。

帰宅し、洗濯やらなんやらを済ませてからガストで「きたきた」再読の続き。季節のおすすめ「瀬戸内しらすのサラダごはん」で腹ごしらえを済ませた後、一気に最後まで。これで2巻をスタートできる。

スーパーで買い物を済ませ、自転車で帰る途中で雨が降り始めた。幸いまだポツポツ程度のうちに帰宅。その後まもなく本降りになったから、読み終えるのがもう少し遅かったらずぶ濡れになるところだった。

ひと息ついて、さてアルパの練習を、と思ったら、弦が切れてる! うそー。私のアルパは、今のも先代もめったに弦が切れることがなく、もう長いこと習っているけどほんの数回しか経験がない。最後に切れたのは? と調べてみたら2年以上前。昨日までなんともなかったのになぁ。ショックだったけれど、切れたのは高いほうのラの弦で、高いほうは弦の幅が短く、使わない余りの部分が長いので、位置が近い数本の余りをまとめてクルクル巻いてあった。それをほどき、当ててみる。足りそう! 慣れていないので苦戦したけれど、どうにか張り直すことができた。ひと安心。

張り直したばかりの弦はビヨンビヨンで、高いラの音になるまでペグを巻いていくのだけれど、また切れるんじゃないかとヒヤヒヤ。どうにかラの音になってもなかなか安定せず、すぐに音が下がってしまうので、練習を始めても、ちょっと弾いてはラの弦を上げる、その繰り返し。そのうち面倒になって不協和音のままで挽き続けたりもしたけれど、やっぱり気持ちが悪いのよねぇ。我慢して直し直し弾いている間にようやく落ち着いてきた。やれやれ。

国枝さんは2回戦も圧勝! 年間グランドスラムまであと2勝!

映画鑑賞

図書館での予約の順番がやっときて宮部さんの「きたきた捕物帖」の2巻を読み始めたのだけれど、1巻の記憶がおぼろげ。そういうときのために、と読後にメモを取り始めたのは去年からで、1巻は一昨年だったから手がかりがなく、ネットであらすじを読んでもピンとこなくて、このまま2巻を読み進むのはもったいない気がして、あらためて1巻の予約を入れた。それを受け取り、アリオへ。

14時半からの映画も予約してあって、時間がギリギリになってしまったため、フードコートのオリーブチキンカフェでバーガーのランチセットをさっくりと。このカフェの利用は初めてで、チキンも形がユニークなポテトもサックサク。バーガーは野菜もたっぷりな分、縦長で口に入り切らず、上からパクリ、下からパクリ。食べ終えてすぐシネコンへ。忙しい忙しい。

国内で大ヒットを記録したというフランス映画「地下室のヘンな穴」。ヒューマントラストシネマでも上映されていたので、期待して観に行った。200人余り入るシアターに私を入れて11人だけ。まぁ、平日の昼間だからね。とある中年夫婦が住むことになった家の地下室に、入ると外界で12時間が経過し、本人は3日分だけ若返るという不思議な穴があり、妻は若さを取り戻したい一心でこの穴に通いつめる。一方、夫の親友は無類の女好きなのに肝心のモノが役に立たず、来日して怪しげな手術を受けるが、とんでもないことに…。という奇想天外な作品。そのヘンな穴の設定そのものは観る前から分かっていたから、もうひとひねるあるかと思ったんだけど、想定内の範囲で終わっちゃった感じだったし、後味もイマイチだったので、ちょっと残念。また、その怪しげな手術というのがなんとも馬鹿らしいというか、あるわけないやん、みたいな内容なんだけど、日本でしかできない手術ということになっていて、登場する医師がまた実に怪しげ。長い白髪を後ろで一本に結んだ外見はあまり日本人医師っぽくないんだけど、現地の人にはあれが日本人のイメージなのかしらん。てか、なんで日本やねん。フランスではこの映画のどういうところがウケたのかなぁ。途中、台詞は一切なく断片的なごく短い映像だけでどんどんストーリーが進んでいく場面があって、それだけで十分に伝わる工夫は面白かった。

映画の後はアリオからコメダへ。「きたきた捕物帖」1巻の再読をスタート。キリのいいところまで読み、帰宅後には録画でキリオス対ハチャノフ戦。ティアフォーより前から快進撃を続けてきたキリオス。この試合でも要所要所でスーパーショットを繰り出すものの、フルセットの戦いを僅差で制したのはハチャノフ! 最後の最後までどちらに転ぶか分からない見応えのある試合だった。

車いすテニスも始まり、年間グランドスラムを目指す国枝さんが初戦で圧勝。強い!