まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

濃密な読書体験

朝イチで酵素風呂。自転車が重く感じて、漕いでも漕いでもなかなか進まない。プシューッと圧力で入る空気入れでたびたび入れているのだけれど、あれって、どれだけ入ったかよく分からなくて、「入れ過ぎ注意」の張り紙もあるものだから、控えめになってしまいがち。そのせいかなぁ、とスタッフさんに話したら、ポンプ式なら、十分に入ると重くなってそれ以上入らないから安心だと教えてくれた。なるほど!

たっぷり汗をかき、タリーズでアイスコーヒーを飲み終わる頃にようやく汗が引き、再び炎天下を自転車の重いペダルを踏んで移動し、図書館へ。予約しておいた小田雅久仁「残月記」と、在架の図書の中から筒井康隆モナドの領域」を借り、サイゼリヤへ。

「鶏ささみの香味ソース」に付いてくるペーストが美味しいので、オニオンソースハンバーグのランチに野菜ペーストを単品で追加してみた。小さくカットしたハンバーグにたっぷりのせて食べると、うーん、美味しい! 大正解。次はピザにものせてみたい。

食後に「残月記」の初めの1編「月はふりかえる」を読む。惹き込まれた。残り2編への期待が高まる。

帰宅し、駐輪場にあるポンプ式の空気入れを使ってみた。ポンプを一番上まで引き上げた状態で、2回目ですでに格段に重くなり、しっかり入った実感がある。夕方に、本の続きを読みたくてコメダ珈琲へ。ペダルが軽い! ぜんぜん違う! ビックリ。

暑さのせいか、またクリームコーヒーを頼んでしまった。2つめの物語は「月景石」。これがすごかった。一気に読み終えたあと、しばし放心状態。「風景石」というのは実際にあり、そこからインスピレーションを得たのかもしれない。表現力が豊かな文章なので、読みながら、脳内で鮮やかにビジュアライズすることができ、イマジネーションが壮大に広がっていく。でも読み終えたあと、安易に映像化してほしくないと思った。文章だからこそ、読者がそれぞれの想像力を駆使して堪能できる濃密な世界がある。

残りは表題作のみ。ますます期待が高まるなぁ。