まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

手織教室/パラダイスケーキ

やたらと時間がかかった織りをようやく終えたばかりで、まだ次の織りの準備ができていないので、織り機は持たずに身軽に出かけ、まずはデニーズでブランチ。もとの施設が大規模改修のため移転した結果、ガストから遠くなったこともあり、デニーズに来る回数が増えている。サイゼリヤでもいいんだけど、いつも決まったメニューになっちゃうから、デニーズでいろんなメニューを試してみたい時期。今日のチョイスは、チキンジャンバラヤ。メニューの写真とだいぶ違い、ジャンバラヤの部分がほとんど隠れてしまっているけれど、チキンも食べごたえがあり、スパイスの風味も良くて、ボリューム満点。悪くない。

食後には、図書館で借りた星新一「ボッコちゃん」を読み、時間を見計らって移動。移転先の施設では、長い会議用テーブル4つを向かい合わせにする必要があるので、早めに行って準備を済ませておいた。

ベースの白に3色を加えた織地は、色を変えるたびに緯糸を切っているのでその端がツンツンと出ているのをとじ針で中に織り込んでいく。少し進めたところで、この作業、湯通ししてからのほうがいいんじゃ? と気付く。押し洗いする間に、せっかく織り込んだ糸の端が出てきちゃうんじゃないかしらん。そう思って手をとめたタイミングで、メンバーのひとりが「新聞紙でこんなにきれいな箱ができるのよ」といくつかの箱を見せてくれた。折り紙はお手のもの。カラーの写真やイラストが入ったところを選んで正方形にカットした新聞紙もたくさん用意されていたので、最初に見せてもらった長方形の箱に続き、伝統的な正方形の箱のほか、折羽鶴や、2羽の鶴が羽とクチバシでつながっている連鶴なども作ってみた。意外と基本的な鶴しか折れない人が多くて、ちょっと手の込んだものを織るだけで驚いてもらえる。

帰りにはタリーズに寄り、読書の続き。「ボッコちゃん」読み終えた。星新一さんの自選による50編の作品集。夢中になって読んでいたのは遠い遠い昔で、何度も読み返したわけでもないのに、読み始めてすぐに思い出し、結末も思い浮かぶ作品が少なくない。それだけひとつひとつの作品が印象的なのよねぇ。どれも懐かしく、読んでいてとても楽しかった。

帰りに国産のレモンを買おうとして、教室の近くのスーパー2軒のどちらにもなく、バスをやめて電車で自宅の最寄り駅に移動し、駅前のスーパーで探し、2軒目でアメリカ産ながら防カビ剤等を使用していないものを見つけた。このスーパーには国産のもあったんだけど、やたらと小さくて、レシピの分量に足りそうになかったから。レモンの皮を使うレシピだから、安全性への配慮は欠かせない。

帰宅後ひと息ついてから、明日の絵の教室用に「グレーテルのかまど」で紹介されていた「マリア・カラスのパラダイスケーキ」を焼く。計量していて、粉砂糖の大半は生地に混ぜ込むのに、用意した粉砂糖はアイシング用の溶けにくいものであることに気付き、急遽、近くのスーパーへ。事前に確認しておくべきだったー。

直径18cmの丸い型用のレシピにパウンドケーキ型1つ分を足すため、1.8倍の分量で作る。生地にたっぷりの粉砂糖を混ぜ込むのも、薄力粉と一緒にそれ以上の分量の片栗粉を使うのも初めて。マリア・カラスが残したレシピをもとにしているそうだけれど、外国では片栗粉なんて使わないだろうから、もとはコーンスターチだったのを監修者が片栗粉に変更したんじゃないかと推定。いい感じに焼き上がった。すっかり冷ましてから、溶けにくいほうの粉砂糖でお化粧。ちょっとかけすぎちゃった。

丸いほうはこのまま持参し、教室で先生にカットしてもらうことにして、パウンドケーキ型のほうは4等分し、1つずつラッピング。中はきれいな卵色。美味しくできているといいなぁ。