いつもは金曜日の酵素風呂。今週は、明日の予約が立て込んでいると言われ、たまたま明日は歌舞伎座の優先予約日でもあるので、今日に変更してもらった。午後から大雪の予報で、朝から雨。身体を冷やさないよう、しっかり厚着をしてバスで行く。
先週に比べて米ぬかの温度が高く、汗の量も比例して多め。いい感じ。2部屋あって、隣りは初めての人なのが聞こえてくる会話で分かる。二人とも酵素浴が終わったあとの待合室で「汗、出ますか?」ときかれた。「私、全然出なくて…」と不安顔。うんうん、分かる分かる。私も最初の数回はまったく汗が出なかったから。でも通い続けているうちに徐々に汗が出るようになり、以前はスーパーの食品売場で鳥肌が立つほど寒がりだったのが今は夏の冷房にも耐えられるようになり、今は週1回でその状態をキープできていることを話した。本人はまったく汗が出なかったと感じたそうなんだけど「ちゃんと出ていたよ」とスタッフさん。米ぬかの状態で分かるそうで、私の最初のときよりずっと出ていたと。それならきっと、私より早く汗が出るのを実感できそうね。私よりずっと若い方だったから、回復力が段違いだろうしねぇ。
買い物だけさくっと済ませて帰宅。この時点ではまだ雨。フィギュアスケートの男子フリープログラムを見る。羽生くんは最初の4回転アクセルと次の4回転の2回で転倒したものの、8位から4位まで順位を上げ、メダルには届かなかったけれど、回転不足なら3回転とみなされるところ、4回転アクセルとして認定された。金メダルはネイサン・チェン。鍵山くんが銀、昌磨くんが銅。ネイサン・チェンの得点が出るまでの間、上位3人が待機するグリーンルームに羽生くん、鍵山くん、昌磨くんの3人がそろっていたのが素敵な光景だった。羽生くんは、4回転アクセルを飛ばない選択をしていたらきっとメダルは取れただろうし、もしかしたら3連覇も可能だったかも知れない。それでもやっぱり挑戦せずにいられない、その姿に3回転アクセルにこだわった浅田真央さんが重なる。求道者なのよねぇ、二人とも。
フィギュアスケートに夢中になっている間に、ドイリーの依頼主から到着の連絡。昨日の今日なのにもう届いたなんて、日本の郵便はなんて優秀なのかしらん。「写真で見るより繊細で素敵」と書き添えてくれていて、嬉しかった。
夕方には、ウィーン国立歌劇場の配信で「マノン・レスコー」を観る。舞台を現代に置き換えていて、マノンを愛人にしようとするジェロンテは、財務大臣でなく銀行マン。そのジェロンテからマノンを誘拐しようとする場面では、馬車でなくオープンカーが舞台に登場。それでもプッチーニの独特な音楽の魅力が失われることはない。キャストは私にとっては「はじめまして」の人ばかりだったのだけれど、その歌唱は素晴らしく、堪能した。そしてなによりも、有観客で上演できていること自体が喜ばしいし、それを無料で配信してくれていることに感謝したい。
オペラを観終えた頃、雨がみぞれを経て雪に変わり、ベランダから見渡すと、屋根にうっすら積もっている程度で、予報のような大雪にはなりそうにない。とはいえやっぱり寒いので、夕食は、鍋。
オペラのあと、WOWOWで「あの頃。」という邦画を観た。松坂桃李、仲野太賀ほかの出演で、ただのアイドルオタの群像劇かと思いきや、仲野太賀が演じる「コズミン」はがんを患い、仲間たちが行う生前葬に現れる彼の演技がもうなんとも。松坂桃李が歌う場面が出てくるんだけど、本気で歌っているのか、わざと音程をはずしているのか、分からないけどそのビミョーな感じがよかった。
Radiko のタイムフリーで聴いた「星野源のオールナイトニッポン」も面白かったなぁ。若林さんがパパになったことを報告した「オードリーのオールナイトニッポン」を聴く気満々でいたのに寝落ちしてしまい、奥さまのガッキーが代わりに聴いてその感想を聞かされ、ポテチをやけ食いしながらタイムフリーで聴いたと。タイムフリー、ありがたいよね。