まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

絵の教室

前回の絵の教室で、チベットの民族衣装を着た男性の絵が仕上がり、今日からは水鳥の絵を描き始める予定なので、水鳥の部分だけアップにした写真を印刷しておいた。

いきなりパネルに描くのではなく、水鳥の部分だけスケッチブックに描いてみましょう、と先生。2羽の水鳥のうち、1羽は左を向いているので体が横長なのに対し、もう1羽は正面を向いているため、こんもりと丸いおまんじゅうのような形。顔と体のバランスや、くちばしの長さや幅、その構造にも注目しながら、2羽それぞれの形を捉えたところで、前回ジェッソを塗っておいたパネルには、2羽の位置と輪郭が分かる程度にシンプルな下描き。ここまでで前半終了。

この前半の間に、思いがけずクライアントから電話が入った。どのクライアントも連絡は常にメールで、電話自体が珍しく、メールでは何度もやりとりしているものの会話をするのは初めての方だったから緊張してしまった。よほど緊急の案件かと思いきや、単に私が週末、時間があるかどうか心配だったみたい。明日の夕方に届く書類を英訳することで受注確定。

さてティータイム、と夕べ焼いたマフィンを配ろうとして、自分のポカに気付く。お持ち帰り頂く分を3つのパックに詰めたんだけど、必要なのは4人分! 新しい方が加わったことを忘れたわけではないのに、どうして数を間違えたかなぁ。全体数は十分に足りているので事なきを得たものの、そそっかしいにもほどがある(毎度のことだけど)。オレンジ&シナモンティーの茶葉を使ったのに、その香りがほとんどしなかったのが残念だったけど、皆さん優しいから美味しいと言ってくださる。お雛様の日にふさわしい白とピンクの琥珀糖(サンクゼールの「さくら宝石菓」というお菓子)も添えたところ、その独特な食感に、どうやって作るんだろう、とスマホで調べたりして盛り上がった。

後半では、まずパネル全体にオイルを塗る。リンシードオイルを水で薄める、その配合にコツがあるから、と先生がやってくださり、太い絵筆に薄めたオイルをたっぷりと含ませ、全面にまんべんなく。そのあと、水面の複雑な色を出すためにこれから下地の層をいくつも重ねていく、その最初の層をオーレオリンとイタリアンピンクで、筆の先にほんの少しだけ絵の具をとり、下のオイルになじませるようにぼかしていく。パレットにはクリムゾンレーキも少しだけ置いてあって、イタリアンピンクだと思って筆にとったのがそのレーキのほうで、やってしまったー、と焦ったものの、その時点では真っ赤で強すぎたレーキも、十分にぼかしたらいいアクセントになり、ひと安心。結局、鉛筆の下描きはほとんど見えなくなってしまったけれど、今後どうなっていくのか、とっても楽しみ。

f:id:maru99:20210303185650j:plain

帰宅後、うっかりしていて圭くんの試合を途中から。フルセットの末に圭くんが勝った! 素晴らしいショットがいくつもあって、これはもう完全復活と言っていいんじゃないかしら。圭くんの笑顔が嬉しい。