ちょうどクッションが完成した頃に英訳の修正案件に追加の変更箇所が出て、ごく少ない量だったのですぐに対応。そのあと明日が取り置き期限の本を受け取りに図書館へ。すでに日が落ちていたので寒かったー。借りてきたのは、10月にヒューマントラストシネマ有楽町で観た映画「博士と狂人」の原作本。読むのが楽しみ。
帰宅後、ニャンドゥティの大きな木枠に土台の糸を張りながら、ウィーン国立歌劇場の配信で「サムソンとデリラ」を観る。2018年5月の公演で、ロベルト・アラーニャのサムソンにエリーナ・ガランチャのデリラという配役は、METのライブビューイングで観た2018-2019年シーズンの公演と同じ。でも演出が全く異なり、デリラの館が現代風のアパートの一室で、床に置かれたバスタブの水でサムソンがずぶ濡れになったりする。バレエシーンやラストの場面ではサムソンの影武者が登場し、柱を倒す代わりに炎が上がるラストでは、その影武者の右腕が燃え上がり、その炎を自ら左腕に移し、背中からも炎が上がる。どういう仕掛けなのか分からないけど、炎の勢いが強くて、火傷しちゃうんじゃないかと心配になるぐらい。カルロス・アルバレスの大司祭も含め、3人の迫力ある歌唱に聴き惚れた。
土台の糸はだいぶ進んだものの、困ったことに、アンカーの糸の美しいグラデーションが好きすぎて、他の糸を使う気にならない。実物はもっと光沢があってキレイなの。このままだと、全部この糸で張っちゃいそう。