何箇所かチクチクし直したニャンドゥティーのリース。全体をじっくり見直して、結びかがりの線は結び目の位置を多少なら動かせるので微調整したあと、もうこれでいいや、と諦め、糊付けをしようとしたら、ビックリ。液体キーピングと水を1対4の割合で混ぜ、容器に入れておいたものをこれまで何度か使い、そのまま保管しておいたのだけれど、蓋を開けたらなにやら白い膜のようなものがうっすらと…。これは、カビ?! ぞぞぞ~っ。
全部捨て、容器をよく洗ったあとアルコールで消毒し、ペーパータオルで何度も拭いて、同じ割合で作り直した。冷蔵庫で保管したほうがいいのかしらん。
全体を水で濡らし、ソープの泡をたっぷりのせてやさしく手洗いしたあと、タオルで押さえて水分をとり、刷毛でまんべんなく糊付けをしてから、ドライヤーで乾かす。ここまでが仕上げの第一段階。
METのオペラ「サティアグラハ」は東劇で観て、その後テレビで放送されたのを録画もしてあるのだけれど、フィリップ・グラスの音楽が印象的な作品なので、今日の配信を観ながら仕上げの第二段階。ニャンドゥティのリースを布からはがす作業。これまでのドイリーと比べ、ひとつひとつの花や葉が小さく、一度にはがせる面積が少ないので、その分、はがすのが大変であろうことは容易に想像がついた。リース全体の外周と中心のスペースの部分を切り取ったあとは、ほとんどが毛抜でむしり取らないとはがれない。サティアグラハはサンスクリット語の歌詞に特に意味がなく、字幕も表示されないので、耳だけ預けていれば気を取られすぎることなく、ちまちまとした作業のBGMにピッタリ。
花と葉との間に接点を作り、連結するように気をつけていたはずなのに、ところどころうまく連結できていなくて、手芸用ボンドを使わざるを得なかった。
3時間半近いオペラが終わってもまだ作業が終わらず、中村倫也くんが出ているバラエティを見ながらむしり続け、その番組が終わる頃にようやく全部はがし終えた。でも、1対4の割合の糊では薄すぎたのか、手ざわりが柔らかすぎて心もとないので、リースを裏返し、スプレー糊をかけてみる。しばらく置いて、感触を確認。ちょっとしっかりしてきた。でもまだ柔らかいかなぁ。再びスプレー噴射し、しばらく経ってから確認。うん、いい感じ。完成~ ♫
背景色によってイメージが変わるので、もう1枚。