まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

大誤算

夕べ23時頃にゴーサインが出た案件は、5ページの書類のうち最初の2ページだけの和訳で、別に急ぎと言われたわけではないんだけど、火曜日の手織教室までにどうにか今の織りを仕上げたく、そのためには先に仕事を片付けて、心置きなく手織に専念したい。それですぐに和訳をスタート。2時間半程度で見直しも修正も終わり、送信しようとしたら、和訳に没頭している間に担当の先生からメールが届いていて、1ページあたりの分量が少ない3、4ページ目もお願いしたいと。ありゃ。すぐに追加の作業をして、送信したのが午前2時半近く。やれやれ。

中断した手織は、一定幅で緯糸をネイビーから白に変え、もう少しでまたネイビーに変わるというところで、杼に巻いた白糸の残りが少なかったから、明日スムーズに作業を進めるために、白糸を使い切って杼に巻いてから寝よう、と思った。

ところが、スベスベしたシルクで、かせから玉に巻いた時点で、そーっと扱わないと玉がくずれてしまうような状態だったものだから、杼に巻く作業も慎重に慎重に進めていたのに、くずれかけた玉から引き出す糸がもう絡んで絡んで収拾がつかなくなってしまった。ネイビーも白も1玉ずつしかなく、足りるかどうか心配なぐらいだから、いくら絡んでも切るわけにいかず、絡んだ箇所をほぐしながら、少しずつ杼に巻いていくしかない。糸の始めと終わりの2つの端から2本の杼に巻き取りながら、複雑に絡み合った糸をほどいていく。絡んでできた結び目は、ほどこうとして糸を割ってしまうと、普通に撚ってある糸なら2本、3本に分かれるだけなのに、糸の性質上、ワタワタ、モヤモヤの状態になってしまう。糸を割らないためには先の丸い太めのとじ針を使うしかなく、でも先が太いと結び目の隙間に入ってくれない。そんなときにはルーペを使い、結び目とにらめっこしながら、根気強くほどくしかない。

ようやく最後の塊がほどけ、残りの白糸をすべて杼に巻き終えたところで、思わずバンザイ。と同時に、大きく伸びをして、時計を見たら、うそっ! 正午を回っている。8時間近くかかってしまった。まさかそんなに時間が経っているなんて思わなかったー。

さすがにコンタクトレンズを入れっぱなしの目がショボショボしていたので、ベッドに倒れ込み、撃沈。

3時間ちょっとで目が覚め、もう織りを仕上げるのはあきらめて、もっと寝ようかとも思ったんだけど、迷っているうちに目が冴えてきたので起きることにして、再び手織りを進める。

緯糸はネイビーで織り始め、10cm織ったら白糸で約1cm幅のラインを入れ、またネイビーで10cm、次は緯糸を白に変え、10cm織ったらネイビーでラインを入れて、また白で10cm。それを2回繰り返したあと、ネイビーで今度は20cm織り、白糸のラインを入れ、次の20cmを織り始めたところで、今度は杼に巻いたネイビーの糸がなくなり、また玉から杼に巻く作業。絡みまくった白糸の悪夢がよみがえる…。

幸い、ネイビーの糸のほうは白糸より硬めのせいか、多少なら割れてもワタワタにならず、絡んでいても結び目にまではなっていないことが多く、量的には白糸とたいして変わらないのに、2時間足らずで残りをすべて巻き終えた。ふぅ。

とはいえ合計10時間近くもロスしてしまい、結局、もう明日が手織教室なのに、織り終えることができなかった。無念。

織り終えていれば明日の教室では織り機を持参せず、糸始末に専念できるはずだったんだけどなぁ。残りの糸はもうこの3本の杼に巻いた分だけ。足りるかなぁ。足りるといいなぁ。

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