圭くんの試合が終わったのが午前4時頃で、それからお風呂だったから、寝るのがすっかり遅くなってしまい、ひと寝入りして起きたらもう正午近く。仕事が忙しい時なのに、いかんいかん。
こういう時って、本来なら遅れを挽回するためにすぐにでも仕事を始めるべきなのに、なんかこうテンションが下がってしまい、かえってダラダラしてしまったりする。どうにもヤル気が起きないものだから、夕べ中途半端なところで終わってしまった手織をちょっとだけ。
杼に巻いた山吹色の緯糸を使い切ったところで、モスグリーンと合わせて経糸に使っているグリーンがかったベージュのような糸に切り替えてみる。それでしばらく織り進んだところで、こげ茶と合わせたイエローオーカーっぽい経糸が写真のとおり切れる寸前! 少し前に同じ色の経糸が別の部分で切れかかり、つないだ箇所をようやく越えたばかりなのに。く〜っ!
やむなく同じ色の別糸を結びつけ、細い芯の糸を残して上下に分かれてしまったモワモワの部分をそぎ落とし、結び目に筬が引っかからないように気をつけながら織り進み、どうにか結んだ別糸がそのままもってくれそうなのを確認したところで、現実逃避はおしまい (^^ゞ
さて頑張るぞ、と気合を入れて、3つめの契約書の和訳をスタート。始まってすぐに、この契約書で新たに加わった定義の影響で、ひとつめの契約書の定義を変更せざるを得ないことが分かった。これだから、本当は相互に関係する契約書すべてを訳し終えるまで手元においておきたいところなのだけれど、レビューの都合もあるからそうもいかない。
午前1時を回り、今日はここまでにしよう、とお風呂へ。でもホッカホカの状態で、すこし冷えるまで、と続きを始めたら、ひょっとして終わるんじゃ? と思えてきてペースアップ。結局、6時すぎまでかかって最後まで終わらせてしまった。もっと早く始めていれば … ねぇ?
ネットで中村京紫さんの訃報を知る。まだ52歳。3月の国立劇場「伊賀越道中双六」での腰元役が最後の舞台だったという。その時、台詞が言いにくそうで、親知らずを抜いたとか、それとも口内炎がひどいのかしらん、と思っていたのだけれど、まさか舌癌だったなんて。
もう20年以上も前に、先代の雀右衛門丈をお招きしたトークショーの裏方を手伝ったことがあり、真っ白なスーツに金のネックレスをジャラジャラさせて楽屋入りした雀右衛門丈が地味な羽織袴に着替えてしまうのをもったいなく思い、お付でいらした京紫さんの師匠と反対に黒ずくめの私服がこれまたスタイリッシュで、細い指にシルバーの指輪をして、外国製のタバコを静かにくゆらせていたお姿が今も目に残っている。早すぎるご逝去。合掌…。