今日のウィーン国立歌劇場の配信がまた「ドン・ジョヴァンニ」で、立て続けに3つの公演を観たからちょっとお腹いっぱいだなぁ、と思い、昨日の「トリスタンとイゾルデ」ど同じく視聴期間が3日間あるので、ひとまずパスすることにした。一方、METの配信は「夢遊病の娘」で、ライブビューイングで観たのだけれど録画はできていない。2009年と古いシーズンの作品で、主人公のアミーナを演じるのはもうオペラから引退してしまっているナタリー・デセイ。その恋人エルヴィーノをファン・ディエゴ・フローレス。となるとやっぱり観たい!
伯爵役のミケーレ・ペルトゥージは、ウィーン国立歌劇場の「ラ・チェネレントラ」や「ドン・パスクワーレ」でもいい味を出していた。どこか飄々としたオジサマで、好きだわー。
夢遊病で歩き回る場面で、客席に降りたり、舞台の床の一部がズンズンと縦長にオケの上まで伸び、その上で歌ったりする。あの声がすぐ近くから聴こえてくるのは迫力だろうなぁ。
エルヴィーノは、アミーナが夢遊病とは知らずに、彼女が同じ宿屋に泊まっていた伯爵の部屋のベッドに寝ていたことで浮気を疑い、結婚式の前日だというのに怒り狂って指輪を取り返し、結婚を破棄する。その気持は分かるのよ。でも、だからってどうしてすぐリーザと代わりに結婚しようとするかなぁ。そこが理解不能。まぁ、最終的にはアミーナとハッピーエンドなんだけど。
観終えたところで外出。アリオまで足を伸ばしたら、土曜日のせいか、おとといより格段に人が多い。それでも9割がたマスクをしているから特にリスキーとは感じないけど、無印良品には相変わらず長い列ができていた。結局、アリオでは何も買わず、業務スーパーとダイソーでちょこっと買い物をした後、ニトリでNクールの「超冷」タオルケットを購入。今、同じシリーズの敷きパッドをまだ接触冷感のほうじゃなく裏面のメッシュのほうで使っているんだけど、それでもかなり涼しく感じるので、これからの季節に期待大。
帰宅後にまず油絵。下描きノアとイエローオーカーで下地だけ塗っておいた花の絵。トルコキキョウの一種かなぁ(自信がない)。ハナミズキの絵のときのように輪郭線をバーントシエナ1色で起こすと、葉と花の区別がつかない箇所があって分かりにくくなりそうなので、葉は緑、白い花びらは白だと色が強すぎるのでグレーで線を起こしたら、そのまま描き進めたくなって、ゼロ号の小さなキャンバスの全面にひととおり絵の具をのせるところまで。重なり合う花びらをディテールまで描き込むのが難しそう。
そのあと、ニャンドゥティの中心部分の余白。他の部分と同じように5色の糸を駆使して埋めようとあれこれ試行錯誤していたものの、どうにもうまくいかなくて、5色のうち白、黃、ピンクの3色が短いスパンで変わるグラデーションの糸を使ってみた。他の部分の3色とはそれぞれ若干、色味が違うんだけど、それでも1周ぐるりと線を入れるだけで、それほど違和感なくまとまったみたい。
まだ糸が動くところをとじ針の先で微調整してから、石鹸をよく泡立てて水洗い。そのあとタオルで軽く水気を拭き取ってから糊付け。いつもはドライヤーで乾かすのだけれど、今日はもう布からはがす作業まで進める気力も時間もないので、初めてそのまま放置してみる。明日までに乾くかなぁ?