まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

今日も2本立て

まずウィーン国立歌劇場の配信は「ラインの黄金」で、2019年1月の公演。前に観たのはその2年前の舞台なんだけど、ヴォータン、アルベリヒ、ローゲ、ミーメにハフナーと主要キャストが5人も同じだし、もう内容もすっかり頭に入っているので、観ながら探しもの。というのは、給付金のためにマイナンバーの個人カードを申請するつもりはまったくないけど、通知カードの廃止に伴い個人カードを申請せざるを得ないようなので、しまい込んであった申請書を出してみたら、写真が必要。最近6か月以内に撮影したもの、と書いてあるけどたいして変わっていないから、去年パスポートを申請したときの残りでいいや、とその写真を探したものの、見つからない。しばらくパソコン机の引き出しの左隅に入れてあって、こんなところに置いておく必要はないか、と片付けた記憶はあるんだけど、さて、どこにしまい込んだやら。

前回と配役が違うソフィー・コッホのフリッカが出てくる場面はじっくり観て、あちこち探したんだけど、見つからなーい! 捨ててはいないと思うんだけどなぁ。

探し回っている間に、伯母から引き継いだ家作の賃貸借契約書が出てきて、なにげに開いてみたら、2月に期間が満了しているではないの。これはいかん、というわけで、オペラを観終えてすぐに新しい契約書を作成し、遡って適用するという規定を追加。法律事務所の内勤時代に官公庁への提出物をさんざん製本していたから、製本テープでの仕上げはお手のもの。署名捺印の上、返送してもらうように送り状も作り、慌ただしく着替えて投函しに行く。

写真が見つかりそうにないので、駅前で証明写真を撮るつもりで、いつもはUVケアクリームだけのところをBBクリームも塗り、一応、襟のある上着を羽織り、撮るときだけマスクをはずして塗るつもりでリップも持参したんだけど、個人カードの申請書を持参すればその場で撮影から自動で申請までできると書かれていたので、申請書持参で出直すことにした。遅めのランチと買い物を済ませ、帰宅。やれやれ。

そんなバタバタの外出中にも、お花の写真 (^^)

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昨日と同じパターンで、METが「ピーター・グライムズ」を配信していることを Twitter で知り、これはライブビューイングで観ているのだけれど、録画できていない作品のひとつで、陰惨な話だけど音楽が印象的だったんだよなぁ… と思い出すうち、観たくなった。

主人公のピーター・グライムズは漁師で、手伝いに雇った子供が漁に出ている間に病気になって死んでしまう。それを殺したと村人たちに責められ、裁判で過失と判断されて無罪になるが、新たに雇った子供も船に降りようとして足を滑らせ、死んでしまう。結果的に2人の子供を死なせてしまったピーターに過失致死の責任はあるものの、それ以上に、常にピーターを監視し、虐待しているんじゃないか、やっぱり殺したんじゃないかと噂をし合い、正義をたてに追い詰めていく村人たちの様子が今の「自粛警察」に通じるような…。怖い怖い。