まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

熱 中

ニャンドゥティが一段落したところで、油絵を進める。ハナミズキのほう。背景をどうするかずっと迷っていて、ふと思いついたのが点描。グレーを基調に、何色かを点で散りばめたらどうかと。

最初にダイソーで買ったプラスチックのパレットは柿の木と猫の絵の専用として、いちいち洗わずにそのまま使っているので、もうひとつ同じものを、とダイソーに行ったら、使い捨てで5枚入り百円のパレットを発見。これがまぁ、ペラペラだけど十分に使える。

F6 のキャンバスの下の隅から、まずグレーでポチポチと点を打ち始め、白とコバルトブルー、パープルと色を替えながら点をのせていく。下地のイエローオーカーもところどころに残っているのがかえっていいみたい。

点描もどきの部分だけを見るとそれなりにいい感じだけど、問題はこの背景で肝心の花や枝が引き立つかどうかなので、横に走る枝で区切られた部分の背景を点で埋め尽くし終えたところで、その枝と、右端にある花や葉、細い枝を塗ってみる。ちょっとコントラストが弱いかなぁ。でも背景をすべて塗り終えたところで全体にウルトラマリンとか、青系の濃い色を薄く溶いてグレーズをかけたら、背景のトーンが沈んでちょうどよくなるかも。

すっかり面白くなってしまい、さらに上の部分に進むと、ポチポチと点を打つ作業に相当時間がかかると思っていたのに、あくまでも点描もどきで、ひとつひとつの点がやや大きめのせいか、意外と早く背景全体が終わった。ここでひと区切りにすればいいのに、どうしても中央に咲いているメインの花を塗りたくなり、そこから再びスイッチが入ってしまい、下描きでは描ききれなかった細部の枝まですべて再現。時間を忘れて熱中し、せいぜい午前1時か2時ぐらいかと思ったら、もう5時近くてビックリ。

イエローオーカーの下地にバーントシエナで下描きの線を起こした写真左の状態でしばらく放置していたのに、いきなりここまで描き進むことができたのは、自宅だからこそ。1回3時間弱の教室ではこうはいかない。教室3回分ぐらいかな (^^)

f:id:maru99:20200501083849j:plain
f:id:maru99:20200504205843j:plain