まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

子供のためのオペラ

夕べ寝付けなかったせいで起きたのはだいぶ遅い時間だったのだけれど、ガチガチの身体をマッサージチェアでほぐし、それでも足りなくて和室に敷きっぱなしのヨガマットの上でしばらくストレッチをしてから、英訳の続き。

18時を回り、集中力が切れてきたところで、OTTAVA.TV のサイトを開いてみる。ウィーン国立歌劇場の20作めは3回めの「フィガロの結婚」で、演出も変わらないようだったので仕事を優先してパス。いつもなら21作めは深夜零時すぎにスタートするはずのところ、21作めは「子供のためのオペラ」の「シンデレラ」で、いつもより早く18時から配信がスタートしていた。1時間ちょっととごく短い作品だったので、これは観るっきゃないでしょう!

というわけで、しばし休憩。普段の歌劇場とは違う小さな特設会場で、オーケストラピットもなく、観客とステージの距離がとっても近い。美しい少女のヴァイオリン演奏で始まり、「ラ・チェネレントラ」と違い、よく知られているシンデレラの物語にごく近い形。舞踏会のあと、王子がシンデレラを探しに来る場面では、シンデレラは別の部屋に閉じ込められていて、母と2人の姉が出すまいとその前に立ちはだかっていると、王子にシンデレラの居場所を教えようとする子どもたちの大きな声が上がり、それで初めて観客が子どもたちなのだと分かった(観客席は頭だけのシルエットしか映っていなかったので)。みんな夢中で観ているんだなぁ。微笑ましい。楽しかったー。

気を引きしめ直して英訳を再開。BGM にNHK FMクラシック音楽を聴いていたら、そのあとの番組が「FMシアター」で、文化庁芸術祭大賞を受賞したというオーディオドラマ「エンディング・カット」。サブタイトルは「私達が選んだ最後の家族の時間」で、遺族の依頼を受けて亡くなった人の髪をセットする美容師の父親(佐藤隆太)と、病に倒れる母親(広末涼子)、自分は子供扱いされて大事なことを何も教えてもらっていないと反発する中学生の娘(芦田愛菜)の物語。これがと~っても良かった。特に芦田愛菜ちゃん! 感情表現が素晴らしい。

予定外にじっくり聴き入ってしまったので、再度、気を引きしめ直してもうひとがんばり。もしかすると、明日にはひととおり終わるかも(^^)

… そうなるとますます「ポーギーとベス」を観たくなっちゃうなぁ。いやいや、今は我慢しないと!

昨日の続きで、お花の写真。

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