夕べはなかなか寝付けなかった。というのは、ウィーン国立歌劇場だけでなくメトロポリタン歌劇場も感染予防のために全公演を中止しているというのに、メトロポリタン・オペラのライブビューイングの上映は続いていて、今シーズンの6作め「ポーギーとベス」がこの金曜日からスタートしているのだ。外出自粛要請を受けて土・日は東劇も休館だけど、上映期間が短く9日の木曜日で終了してしまう。観たい。とっても観たい。だって一度も観たことない作品だし、観始めてからこれまで全シーズンの全作品を制覇してきたんだもの。観たーい!
でもさすがにこの状況ではねぇ… と思いながら昼間のうちに東劇の予約サイトをのぞいたら、今は当日分しか予約できないようになっていて、上映回数は1日2回、そのうち19時から始まる2回めには十数人の予約が入っていた。1回めのほうを観た人の感想もすでにSNSに上がっていたりする。私も観たい。でもねぇ…。
状況は確実に悪化し、深刻化している。映画館の中では誰とも会話しないし、全員が前のスクリーンのほうを向いているわけだから、それほどリスクが大きいとは思わない。でも行き帰りがねぇ。
それに、この状況で仕事上、特に影響がないというのはそれだけで恵まれている。もともと在宅フリーランスで外出する必要がないというのもやはり恵まれているのだ。それなのに、観た感想を執筆する仕事をしているならともかく、単に好きで観たいという思いだけを優先してリスクをおかすのはやはり許されないように思う。医療従事者の方々が置かれている過酷な状況を思えばなおさら。
2年ぐらい待てばきっと BSプレミアムシアターかWOWOWで放送さっるはずだしねぇ…。やっぱりあきらめるしかないよねぇ。
ああ、でも観たーい!!! 状況を考えて上映を延期してくれればいいのに。
… とあれこれ考えて悶々としてしまい、延々と眠れなかったのでありました。
関係ないけど、お花の写真 (^^)