まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

演舞場 夜の部

午後には東銀座へ。1月は毎年あちこちの劇場で歌舞伎が上演されるので大忙しで、浅草歌舞伎を上旬に入れて浅草寺で初詣を済ませるパターンが多いんだけど、今年は何年ぶりかで浅草歌舞伎をサボり、新年初の歌舞伎は今日の新橋演舞場。まず夜の部から。

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劇場に入ると、すぐに目につくのが大きな羽子板。毎年恒例で、今年の羽子板は寿三番叟。

17時開演と遅めのスタートで、最初の演目は「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」(通称「め組の喧嘩」)。喧嘩をするのは鳶の若い衆と関取衆。遊郭での争いに続き、芝居小屋でも喧嘩になって、止めに入る座元の役が左團次さん ♪ お孫さんの男寅くんも鳶のひとりでご出演。

鳶の頭が海老蔵で、その女房を孝太郎、倅を勸玄くん。父親からも母親からも、あれ取ってきて、これしまってきて、とあれこれ言いつけられ、その都度「あいよ!」といいお返事をしてキビキビと立ち働き、座るときに着物の前を勢いよく跳ね上げる仕草が可愛らしくて、客席が大いに盛り上がる。ひとり遊びの間も、普通は1、2種類のおもちゃをほんの少し動かす程度で手持ち無沙汰に見えるんだけど、カンカンは何種類ものおもちゃで本当に楽しそうに遊んでいて、孝太郎のブログによると、その遊び方を日々工夫していたとか。

見どころの喧嘩の場面も、いつも以上にパワフルかつスピーディーでエネルギー全開。関取の大将は右團次、副将は亀鶴。

 人気の演目でよく出るんだけど、今回は普段上演されない場面もいくつかあって興味深かった。

そのあとは舞踊の「雪月花三景(せつげっかみつのながめ)」で、麗禾ちゃんが市川ぼたんとして登場し、パパと共演。可憐で可愛らしいのはもちろんだけど、踊りもしっかり。

終演後にスマホの電源を入れたら、待っていた書類の改訂版が届き、明日の予定だったゴーサインも早めに出た。でも明日は昼の部だから、今日はおあずけ。